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@138 ページ39

Hiroomi»»





マジかよー、もー……





落ち込む俺を笑う隆二と部屋を出ると




Aが来ていないことに気付いた。





「ふぁー、俺ねみーからバイバイ。」





でっけー欠伸をした後、
手を振りながら隆二がそう言い去ってった。





「……俺置いてけぼり?」





隆二の歩いてった方を見ながら言うと、
後ろから広斗くんの声がした。





「俺のこと見えてないの?笑」




「え、ゴメン 笑 普通に見えなかったわ 笑」




「あ、A。説教早かったな 笑」





ガチャ、と開いたドアを見て広斗くんが言った。





「面倒だから。寝たいし。」




「ふーん、んじゃ後は2人で楽しんでー。」





手を振りながら隆二の行った方とは逆へ歩く広斗くん。





絵になるよなー……





「……行くわよ。」





歩き出したAの隣に行くと




Aは歩く速さを緩めた。





「……いいんだ?」




「聞きたいことあるし。」





へぇ、聞きたいことねぇ。なんだろ。





てか……今周りに人いねぇよな?





徐にAの手を握ると




ゆっくりと顔を上げAがジッと見てきた。





「ふっ、笑」





思わず笑みが零れた。





触れるだけのキスをすれば




微かに微笑んだAは身体を預けてくる。





「……広臣のとこの今市、大丈夫なわけ?」




「んあー、大丈夫ではない……
だろうけどそっとしておこう。」




「酷使とストレス?」




「……多分。」





一緒に歌ってる身として心配なのか、
Aは本気で心配そうな表情をした。





「……嫉妬する。」





他の男のこと考えんなよ、2人の時くらい。





「今は俺のだかんな。」




「はいはい。」




「他のヤツのこと考えんなよ。」




「……うん。」




「素直でよろしい 笑」





あー、これで我慢とか出来るかなー……









.

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作者名:PiG Bone | 作成日時:2017年10月24日 20時

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