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@124 ページ25

Hiroomi»»





時間というものは過ぎるのが早いらしく、




気づけばいつのまにか大したこともないまま6月の大阪公演が終わった。





俺はこれからハイローとかもあるし、




勿論Aのほうも仕事はまだまだある。





というわけで、これからはツアー以外では会う時間が極端に減ってく。





そんな中今日は数少ない2人の休みが被ってる日。





「あー、デート行きてぇな。」




「無理なものは仕方ないでしょう。」





Aはだいぶあっさりとそう言うが、




俺とAは外を一緒に歩いたことがほとんどない。





寂しくねぇのか、こいつは。





「てか、これからあんま会えねーよな。」




「寂しいからって浮気しちゃだめよ。」




「は、そりゃこっちのセリフだわ 笑




てか、二度とあんなことすんじゃねーぞ。」





俺が一緒に居れれば全力で止めるけど。





「……私、一夜限りの関係だったらぎりぎり認めるわよ。」





俺の言葉を無視したAの声で
俺の耳にそう言葉が届いた。





「……お前、何言ってんの?」




「別に、溜まるだろうと思って。」




「……んだそれ。
Aと会えるの楽しみにして
頑張んだからんなこと言うな。」




「とか言いつつ、巨乳美女と寝るのがオチでしょ。」




「マジでなめんなよ、A。」





そう言いAを見つめるけど、




相変わらず馬鹿にしたような眼差し。





「それじゃあ、賭けましょう?




私は、寝ると思うわ。」




「俺は寝ないから。」




「賭けに負けたほうはどうする?」





悪戯に笑みを浮かべ言うA。ムカつく。





「それはその時決めよーよ。」






俺がそういえば、そうね、と言って




向かいにいたAが隣に来た。









.

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作者名:PiG Bone | 作成日時:2017年10月24日 20時

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