ワルイコをアイしよう 弐

＠５７ ページ8

Hiroomi»»





「カレンの体調も最近良くないし




家庭の事情で休むことも多いから




新しいメイク兼スタイリストを雇った。」





突然、マネージャーからそう告げられた。





「カレンは？！カレンはどうするんですか？」





隆二がマネージャーの肩を掴みそう聞いた。





「カレンはそのまま働いてもらうよ。




一緒に仕事をする事になるだけだよ。」





そのマネージャーの言葉に安堵する一同。





その時、コンコンとドアが叩かれた。





開いた先にいたのは、





この前Aと一緒にいた男……





「初めまして、今日から
メイク兼スタイリストをさせてもらいます
大崎広斗です。よろしくお願いします。」





Aのお兄さんの幼なじみで
元カレでもある広斗さん……





「よろしくお願いします。」





とりあえずそうは言ったものの




なんで来たのが広斗さんだったのか。




それだけが気になってしょうがない。




「なんて呼べばイイですか？」




岩ちゃんが、そう聞いた。




「何でもいいですよ。




歳もそんなに変わらないですし。」





「あ、そうなんだ！」





「多分岩田さんと同学年かと。」




「そっか！！




じゃあそんな堅苦しくしないでいいよ！」





それから呼び方も決まり世間話が始まった。





まぁ、男の世間話と言えば下ネタなわけで。





「これまで相性最高の女に出会ったことある？」





そんな質問を隆二が投げかけた。





「俺はー、あるな。元カノだけど。」





広斗くんがそう言う。




絶対Aのことじゃん、コレ。





「んなの、俺もあるよ。」





変な対抗心が燃えて、思わずそう言った。





「は、臣なに抜け駆けしてんの？！」





「抜け駆けじゃねーよ 笑




ヤッた女が最高だっただけで。」





相性も最高でテクもあったし、A。





ヤベー、ヤリたくなってきた。





ダメダメダメ、抑えろ俺。





多分同じ建物内にはいるだろうけど





ココでやっちゃ俺殺されるわ。









.

＠５８→←＠５６

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す