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@80 ページ31

何かを恐れるような、




何かから怯えるような表情の立川カレン。





「コレ、社内にばらまいて欲しい?」





私の手に残った数枚をパッと開き、




立川カレンの前でピラピラさせた。





「やめてっ!!」





彼女は手を伸ばし、写真を掴もうとする。





それに対し私は手を引き掴ませない。





そしてポケットに仕舞った。





「ダメよ?バラまかれたくないなら、




これから出す問題に答えて貰うわよ。」




「問題……?」




「そう。」





思わず上がる右頬。





当たるわけないわよ。





「当たったら、ばらまかないわよ。」





私がそう言えば、7人分の息をのむ音。





「実はこの写真全部、




事前にある人物に渡したのよ。




アナタの侵した失態話と共に。




調査書、とでも言えば想像しやすいかしら?




相手はEXILE TRIBEと大崎広斗の内、1人。




まぁ、多すぎてアナタには到底
分からないだろうから選択肢をあげるわ。




選択肢は3つ。アナタにとっての




裏切り者か、オモチャか、赤の他人か……




彼が、どれに当てはまるか分かる?」





私はそう言いながら3つのカードを




先程のように開き、目の前に見せた。





立川カレンにとって、TRIBEのメンバーが
所詮オモチャでしかないコト、




彼らが知ったらどう思うでしょうね?





赤の他人は……広斗にでもしようかしら?





ゴクッ、と立川カレンが息をのんで




震えた、か弱い声を発した。





「あ、赤の、他人っ……?」




「ふぅん。アナタは彼らの事
そう思ってたのね 笑」




「ちがっ!!




赤の他人とも、オモチャとも思ってない!!」




「裏切り者……いると思う?笑」




「……そんな事より、どうなのよ!」




「アナタの負けね、的外れよ?」




「そんなッ……」




「可哀想な子。




もうココには居られないんじゃない?」





答えは裏切り者……そう、登坂よ。





私は登坂に向かい3枚のカードを
スパッと投げた。





「それじゃあ、またいつの日か。




最高の誕生日プレゼントを、ありがとう。」





立川カレンの輪郭を撫でながら言う。





アナタ達の表情、最高だったわ。









.

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yuki - 私ワルイコをアイシヨウとっても大好きで、いっつも新しい更新まだかなまだかなってまってるので頑張ってください! (2017年9月24日 21時) (レス) id: ae2b6bf5f7 (このIDを非表示/違反報告)
non - 初めから読ませていただきました!続きが気になる、、、笑 更新待ってます! (2017年8月30日 12時) (レス) id: 350cdb3361 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。移行おめでとうございます。これからどうなるか?気になります。ぶりっこはいまだに謝ってないみたいだね。 (2017年8月16日 22時) (レス) id: baaab4d872 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:PiG Bone | 作成日時:2017年8月16日 20時

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