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@74 ページ25

Hiroomi»»






俺がAを抱き寄せると




震えた声、Aの吐息が俺に届いた。





「どうしたの?」





そう顔を俺の腕の中で上げながらAが聞く。





「嘘つくのって、騙すのって辛いよな……」





ソレが大切な人達だったら尚更……





でも嘘をつく理由が死んでも守りたい奴の為で。





「……為に、早く終わらせるから、」





ぼそっと、聞こえるか聞こえないかの小さな声で




Aが呟いた。





「アナタの為に、早く終わらせるから、」と。






「時間ないからあんま可愛いコト言わないで。」




「聞こえなかったふりしなさい。」




「……ゴメン、」




「いいのよ、あとチョットだし。」





でも焦らすだけ焦らしたい、そんな表情のA。





「もう行かないと、集まりが始まるわよ。」




「っあぁ、分かってる。」





Aから身体を離し、ベッドから降りて服をかき集める。





「シャワー、借りんぞ。」




「お好きにどうぞ。」





その言葉の後に俺はシャワーを借りた。





「A、さんきゅー。」





5分という早い時間でシャワーを終えた俺が




そう言いながらふとAを見ると




視線の先で下着をつけた後に疲れて寝ていた。





ギシッと音を立ててベッドに座り




Aの頭を撫でると俺の方に寝がえりを打った。





「疲れたよな、今日もライブなのに。」





時間になったら起こすか。









.

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yuki - 私ワルイコをアイシヨウとっても大好きで、いっつも新しい更新まだかなまだかなってまってるので頑張ってください! (2017年9月24日 21時) (レス) id: ae2b6bf5f7 (このIDを非表示/違反報告)
non - 初めから読ませていただきました!続きが気になる、、、笑 更新待ってます! (2017年8月30日 12時) (レス) id: 350cdb3361 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。移行おめでとうございます。これからどうなるか?気になります。ぶりっこはいまだに謝ってないみたいだね。 (2017年8月16日 22時) (レス) id: baaab4d872 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:PiG Bone | 作成日時:2017年8月16日 20時

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