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@67 ページ18

私は出番が終わり、舞台裏に戻った。





「ふぅ……




何あのトーク。」





あんな事聞いてファンに不仲って怪しまれたら




どう責任とってくれるのかしらね、あの人達は。





「呼び方なんかどうでもイイのよ……」




「中川ちゃ〜ん 笑」




「もー、広斗暑苦しい。」





タオルを首にかけ、うちわで扇ぎながら




モニターでライブの様子を見ていると




先程のトークを見ていた広斗が




今市の呼び方を真似しながら
後ろから肩を組んできた。




「ホントにさん付け?笑」




「んなワケないじゃない。」




「だよなー。




お前がさん付けする人って
結構限られてるもんな。」




「もー、いいからいい加減離れて。」




「へいへい。




てかAの汗ついて気持ちわり。」




「自業自得よ。」





そう言いながら広斗から離れた。





その後、1人になりたくて、モニターから離れ




誰もいない部屋でクールダウンしていると




キィーっと音を立て扉が開いた。





「あーくーじょーさん?」





立川カレンの発する甘ったるい声を
背中で受け止める。





鏡越しに、彼女が顔を傾けたのがチラリと見えた。





「どうしたのかしらね、ぶりっ子さん?」




「広斗にどう言い寄ったの?」




「あら、言い寄っただなんて人聞きの悪い。




アッチから寄ってきたのよ?」





そう来ると思った。





でもどう嘘ついても心配はない。





私が立川カレンに何を言っても
広斗が困らないように




広斗とはじっくり話し合っておいておいたから。





「広斗が貴方みたいな女に



近付くわけないじゃない。」





立川カレンにそう言われた。





私はずっと薄く笑いながら話す。
勘違いも甚だしい。





「ふぅん。気が変わったんじゃない?笑」




「そんなワケないじゃない、




さっきも愛してるって言ってくれた。」





あら、ナカナカやるわね、広斗 笑





「アナタの味方はどこにいるんでしょうね?」





立川カレンの耳元で囁き、




私はその場を離れた。





これ以上一緒にいると頭痛がする。









.

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yuki - 私ワルイコをアイシヨウとっても大好きで、いっつも新しい更新まだかなまだかなってまってるので頑張ってください! (2017年9月24日 21時) (レス) id: ae2b6bf5f7 (このIDを非表示/違反報告)
non - 初めから読ませていただきました!続きが気になる、、、笑 更新待ってます! (2017年8月30日 12時) (レス) id: 350cdb3361 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。移行おめでとうございます。これからどうなるか?気になります。ぶりっこはいまだに謝ってないみたいだね。 (2017年8月16日 22時) (レス) id: baaab4d872 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:PiG Bone | 作成日時:2017年8月16日 20時

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