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広斗と話していると、
ポケットのiPhoneが震えた。
登坂俺もう帰るけどお前どうすんの。
時間を確かめれば、日を跨いだばかり。
「広斗、もうそろそろ帰る?」
「あー、もうこんな時間?帰るか。会計してくるわ。」
「ありがとう。」
A撮られたらアウトなの、分かってるわよね。
登坂分かってるって 笑
んじゃ、先に帰ってるわ、俺。
広斗が先に出て行って、私は登坂とLINEを済ませた。
その後結んでいた髪を下ろし、ハットをかぶり個室から出た。
外に出ようとすると、丁度会計を済ませた広斗も来た。
一緒に外に出て、タクシーを捕まえた広斗は先に乗り込む。
「じゃ、仕事頑張れよ。」
「うん。広斗も、よろしくね。」
「おう。じゃあおやすみ。」
「おやすみ。」
別れを告げて、別のタクシーを捕まえ、
私は登坂の家へ向かった。
登坂のマンションの近辺でタクシーを降り、
歩いてマンションを目指し、目の前に着くと、
エントランスに人影を確認した私の目。
真夜中の暗さに慣れきった目に突然の光。
思わず腕で目を守った。
「A、早かったな。」
あっちから私の方に向かってきて、小さな声でそう言った。
「ココもうちょっと暗くしてくれないかしらね……」
「眩しかった?笑 でも俺も思ったわ、ソレ。」
セキュリティを潜り抜け先を歩く登坂。
その背中を見ていると、何故だかお兄ちゃんを思い出してしまう。
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yuki - 私ワルイコをアイシヨウとっても大好きで、いっつも新しい更新まだかなまだかなってまってるので頑張ってください! (2017年9月24日 21時) (レス) id: ae2b6bf5f7 (このIDを非表示/違反報告)
non - 初めから読ませていただきました!続きが気になる、、、笑 更新待ってます! (2017年8月30日 12時) (レス) id: 350cdb3361 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。移行おめでとうございます。これからどうなるか?気になります。ぶりっこはいまだに謝ってないみたいだね。 (2017年8月16日 22時) (レス) id: baaab4d872 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:PiG Bone | 作成日時:2017年8月16日 20時