検索窓
今日:8 hit、昨日:2 hit、合計:567,046 hit

@50 ページ1

Hiroomi»»





アイツ……何考えてんだろ。





女が男にシェリーを奢る事の意味を
知らないようなヤツじゃないのに。





「臣遅かったな。」




「あぁ、偶然知り合いと会って話してた。」




「そっか。てか何か匂い変わってる。」




「あ、まじ?」




「うん。なんか嗅いだ事ある。」





Aの匂いだ……アイツ香水付けてるし、




化粧直しして香水付け直した直後だったのかも。





そしてその後ボーっと酒を飲んでいると、
シェリーが運ばれて来た。





「あれ、シェリーなんか頼んだっけ?」





一緒に来ていた敬浩さんがそう言う。





他の皆が俺頼んでないっす、なんて言う中




俺はこっそりと運んできた店員さんに耳打ち。





相手はA。俺も奢るために。





「あ、ソレ俺頼みました。」





全てを済ませた時、俺は唐突に手を上げながらそう言った。





「なんだ登坂か〜、ビックリしたよ。




でも珍しいよね、登坂がシェリーって。」




「確かに、そんなイメージないわ臣。」




「そーっすか?笑」





そう言いながら、俺はシェリーを口の中に流し




「うま、」




思わずそう声を漏らした。





「シェリーって言ったら名探偵コナンのイメージじゃないですか?」





メンディーが唐突にそう言う。





ハッキリ言ってどうでもいい。





名探偵コナンの灰原哀を言いたいのだろうメンディーは、





その名前が出てこずに必死に特徴を説明している。





分かりにくいけど。





「灰原哀、だろ。」





それだけ言った俺は、興味なさげにシェリーを飲み続ける。





俺のおかげで名前が分かった皆は盛り上がっていて、





そしてメンディーに至っては俺に抱きついてきて





その反動で飲んでいたシェリーが俺にかかった。





「お前ふざけんなよ!笑」




「おっ、臣さんごめんなさいっ!」





もータクシー乗れねーじゃん、




こんなにシェリーの匂いぷんぷんさせて。









.

@51→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (182 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1201人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

yuki - 私ワルイコをアイシヨウとっても大好きで、いっつも新しい更新まだかなまだかなってまってるので頑張ってください! (2017年9月24日 21時) (レス) id: ae2b6bf5f7 (このIDを非表示/違反報告)
non - 初めから読ませていただきました!続きが気になる、、、笑 更新待ってます! (2017年8月30日 12時) (レス) id: 350cdb3361 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。移行おめでとうございます。これからどうなるか?気になります。ぶりっこはいまだに謝ってないみたいだね。 (2017年8月16日 22時) (レス) id: baaab4d872 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:PiG Bone | 作成日時:2017年8月16日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。