▽You side ページ4
雅貴さんと呼ばれる人が入ってから、かなりのマシンガントークと息のあった話に圧倒されてると、名前を聞かれた。
A『私、は、、A。』
雅貴「Aちゃんはさ、鬼邪高の前で倒れてたけど、どこから来たの?その制服、見たことないのだからさ」
A『知ってるか分からないけど、馬路須加女学園っていう場所にいたの。でも、敦子が「ここに居ちゃダメ。早く逃げて」って言って。
それで逃げてきたの。ひたすらに、真っ直ぐ。そしたら、その鬼邪高校っていうところに辿り着いて、気付いたら意識失ってここに居た。そういう感じ。』
雅貴「その敦子ちゃん?って子は、Aちゃんとどんな関係なの?」
A『敦子は親友なの、中学からの。元々みなみっていう子も一緒だった。でも、みなみは中学の時にヤンキーに絡まれて亡くなった。敦子は自分のせいだって今でも自分を追い詰めてる。』
広斗「さっき、うなされてた時に呼んでた名前はそいつらなのか?」
雅貴「広斗…。」
A『そうだよ。なんで敦子が私を逃したのか分からないし、みなみの亡くなり方は私にも責任があると思ってる。だから同じ夢を見るのかもしれないけど…。』
雅貴「言いづらかったよな…。話してくれてありがとう。」
A『別に大丈夫。それに近い内に、ここも出ていくから。安心して。』
広斗「無理に出ていかなくてもいーんじゃねぇの?」
雅貴、A『「え?」』
広斗「だから、お前の探したいことが見つかるまで俺らがそばにいる。だから、無理に出ていかなくていいよ。」
雅貴「もしかして広斗くん。Aちゃんのこと…(小声)」
広斗「うっせーな、バカ兄貴!とりあえず、お前はゼリーとスポーツドリンクを飲んでから寝ろ!」
雅貴「もう、広斗くんッたら!!素直じゃないんだから!
寝ててもいいし、起きててもいいからね。俺ら、下の階にいるから、いつでも来てね。」
兄弟揃って嵐のような人たちだな…。って出会って1日目で感心してしまった。
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←誰? ※タイトル修正 2022/10/11
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作者名:tia | 作成日時:2022年9月13日 3時