△これがわたしの恋愛禁止条例 ページ7
(side you)
『A、恋をすることは悪いことじゃないよ』
浮ついた噂一つ出ないわたしを心配したのか、社長がわざわざジュニアの稽古場に来て言い放った一言。
「…興味ないんで」
そう返事をすると、ワハワハと笑って居なくなった社長はまるで台風のようだった
近くにいた優斗と瑞稀は驚いて「なにかあったの？」としつこく聞いてくるから、なんもないよ、と返してペットボトルに入っていたお茶を飲み干した。
優斗「俺Aに彼氏出来たら泣くかもしれない」
「なんでよｗ」
優斗「…なんか、寂しくて…」
瑞稀「俺も寂しいかも」
みんな彼女や、気になる女の子の一人や二人くらいいるくせに都合のいいことばっかり言いやがって、と心の中で少しだけ悪態をついた。
「…じゃあ付き合う？」
涼「…ブッ！」
龍「え！？大丈夫！？」
那「誰か拭くもの！」
少しだけ意地悪したくなって、優斗と瑞稀にそう聞けば二人は目を大きく見開いて固まってしまうし、二人よりも涼の方がいい反応を見せてくれた。お茶吹き出しててうける。
浮「Aちゃん何今の！！！」
「お子ちゃまにはわからないことだよ〜」
浮「子ども扱いしないで！」
「はいはい、」
うるさい浮所を軽くあしらって、着替えてこよ〜っと、と荷物を持って部屋を出ようとすれば、「ハァ！？！？」とやっと優斗と瑞稀がリアクションをとってくれた。
遅っ
仲間の好意に気が付かないわけではない。
実際、好きですと伝えてくれる人もいたし、彼氏が出来たこともある。
けれども、それ以上に仕事が楽しくて。
仲間として、大好きで。大切で。
異性として見られなくて。
ここに居られることが何よりの幸せだから。
彼氏と彼女なんて、直ぐに壊れる関係でしょ？
それならわたしは
そんなものよりももっと強い絆を持って、
「仲間」として、明日も、一年後も、十年後も。
みんなと一緒に居たいんです
これがわたしなりの、
恋愛禁止条例、だから
△これがわたしの恋愛禁止条例
(「Aが悪魔に見えた」)
(「俺諦めない」)
(「浮所ってメンタル強いね」)
(「俺らも見習お」)
�盒侠�浮所→井上→�盒�
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ゆゆ(プロフ) - いつも素敵なお話ありがとうございます！川島くんとの絡みが見てみたいです！ (2018年12月17日 23時) (
レス) id: de933e8692 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - 更新楽しみにしています！平野くんとの絡みみたいです！ (2018年11月8日 19時) (レス) id: 6d7af78b21 (このIDを非表示/違反報告)
ririri(プロフ) - 素敵なお話をありがとうございます。更新を楽しみにしています！ (2018年10月28日 19時) (レス) id: 3f1026cf56 (このIDを非表示/違反報告)
はる - パート1から見てます！！更新頑張ってください！！ (2018年10月25日 21時) (レス) id: 51d889374e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽむ | 作成日時：2018年10月25日 9時
