ＯＨ！ＭＹ！Ｂガール[２]

△これが最年長だ！ ページ42

(side you)

新年一発目の舞台。
普段の入りよりも少し早く楽屋に到着。

誰もいない楽屋にほっと一安心しながら、カバンの中に雑に突っ込んだ未開封のキティちゃんのポチ袋とお財布を取り出した。


…そうお年玉。

今年はわたしも20歳になって、なおかつグループの最年長。いいところを見せたくて初めて可愛い可愛い弟達にお年玉を渡そうかな、と意気込んでみた。


1枚1枚ポチ袋とに名前と一言を書いて、少し多いかな？とも思ったけど1万円札を1枚ずつ入れていく。


全員分用意が出来たところで一世が一番乗り。

金「おはようございます〜」

「おはよー」

金「Aちゃん、あけましておめでとうございます」

「おめでとう！今年もよろしくね〜」

なんて会話をして、
一世は髪の毛のセットをしながらいつものように準備を始めて、徐々に他のメンバーも到着する。



大「おはよー！」

「よし！みんな注目！」

最後に大昇が来たところで、招集をかける。

那「どうしたの？」

龍「今年の抱負でも語るの？」

「なんでそうなんのｗｗｗ」

何言ってんだこいつと言わんばかりの目で見つめる6人。


「じゃーん！」

隠しておいたポチ袋を前にだせば、「おぉー！！！！」と上がる歓声。この子たちはやっぱりまだまだ子どもだなぁ


浮「え、お年玉！？」

藤「なんで？」

「ふふ、わたしももう20歳になったし…いつもみんなに感謝してるから今年もよろしくねの気持ちを込めて！ほら、最年長だし？先輩だし」

那「うわ！まじか！Aちゃんありがとう」


一人一人手渡しして行けばニコニコと笑うメンバーにわたしまで笑顔になる。


大「今度雑誌でこの話する！」


…よし、大昇！わたしはそれを狙ってたんだよ、うん！

好感度バク上げ大作戦！…なんつって


@これが最年長だ！


(「Aちゃんから初めてのお年玉だー！」)
(「俺も雑誌です話そっと！」)
(「美tubeでも話したいね！」)
(「ふっふっｗｗｗ」)

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佐藤→浮所→藤井→A

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