ＯＨ！ＭＹ！Ｂガール[２]

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「顕嵐、」

顕嵐「俺がAを好きなことも、

俺がAを応援する気持ちも、

ずっと変わらない。絶対に」

「…うん」

顕嵐「今までありがとう」

「こちらこそ、ありがとう…顕嵐」

顕嵐はわたしのことを「真っ直ぐな人」と言った

でもわたしから見たら顕嵐の方が「真っ直ぐ」で。羨ましかった。

いつでも背中を押してくれる、そんな人だった。隣にいるのが当たり前で、同じ道を辿っていた。

彼の新しいスタートは、決して「めでたい」ものではないのだろう。


彼が今何を思って、何を目指しているのか


もう分かり合うことは出来ないのかもしれない


顕嵐「...違う出会い方がしたかった」

「…」

顕嵐「お互いアイドルじゃなくてさ…

普通に、普通の男女だったらよかったのに、って何回も考えたんだよね、俺」

「…来世かな」

顕嵐「ふはっ、来世で出会ってくれんの？(笑)」


「...わかんない(笑)でもわたしはきっと来世もアイドルだと思うよ」

顕嵐「それじゃ意味ないじゃん(笑)

...でもAはアイドルが天職だよ」

「...うん、」

顕嵐「ジャニーズ事務所のたった一人の女の子が松崎Aでよかった、って

心の底から思ってる。

...Aに出会えてよかった」

「顕嵐、」

顕嵐「...はぁ、なんか腹減った」

「...ちょ、今いい話してたのに」

顕嵐「まぁそれが俺らじゃん？早くなんか作って！あ、食えるもんでよろしく！」

「はぁ！？本当に自由！！！わたし普通に出会ってたら絶対顕嵐とは友達になれなかった！」

顕嵐「それはひどくね！？」

「憎めないのがムカつく。ていうかイケメンなのが腹立つ」

顕嵐「まぁ顔はいいからね」(ドヤ)

「うっざｗｗｗ」


結局は、なんでも許しちゃうし素の自分を見せられる。


友達以上恋人未満。

わたし達の関係に相応しい言葉はずっとコレだと思っていた。
でも今は友達より、恋人よりも深いところで繋がっている「家族」のような関係だと思える。

立つステージが変わっても、違う夢を見ていても。


顕嵐は顕嵐だし、わたしはわたしだから。

自分以上に自分を理解しあえる不思議な関係。

8年間お疲れ様。


あなたの未来が輝いていますように


▲君想フ

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