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◎ ページ29
俺の言葉にラウールは
一瞬顔を歪めて。
でも静かに頷いた。
白｢うん、俺も好き。舘さんのこと。｣
桃｢…おう。｣
白｢みんなに勝てないところはいっぱいあるけど、
俺は俺なりに舘さんに思い届けるつもりだから。
もちろん、負けないよ？｣
てへって可愛らしく笑ったラウは、
正直めちゃくちゃ可愛くて。
桃｢よっしゃ、俺も負けないからなっ！｣
少しだけ元気出た。
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次の日、涼太の熱はまだ本調子じゃなかったけど
無事ロケは終わって。
帰りのバスは俺を含めみんな爆睡だった。
涼太の隣は…阿部ちゃんに取られたけど！
それでも少し本音で向き合えたから良かったかな？
ま、涼太本人はこういうこと鈍いから
ストレートにいかないとなかなか…なんだけどさ。
これからはもっともっと、
さらに涼太のそばにいるって、決めたよ、俺。
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作者名：翡翠
| 作成日時：2020年11月5日 0時
