【第五人格】この感情を…【短編集】

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暫くすると、椅子ごとどろりと熔けていく感覚を味わった
多分、納棺してくれたんだろう
そう思い、目をつぶった

イソップside

どうしようどうしようどうしよう…！
彼女が目の前にやってくる…
このままじゃ…僕のした事がバレるじゃないか！

すぐにその場から離れ何事も無かったかのように解読しようとした
しかし、僕はハンターが来にくい場所である病院の2階に納棺してしまい、しかも近くの解読機は彼女が解読していたじゃないか！

…いいや、逆に…知られてもいいんじゃないか…？
何故だか分からないが僕は開き直ってしまった
そうだ、これは僕の愛。
Aさんには全然届いていない。
なんなら今、伝える時じゃないのか
そうと決めた瞬間、人形にキスを落とした

「んん…？！」
イソップ「ん…」
彼女は苦しそうな顔をして出てきた
ほんのり顔も赤い気がする。可愛いなぁ
僕がしたって考えたら興奮してきた…

彼女はぐっと僕の肩を押し、僕から離れた
「はぁ…イ…イソップさん…？」
イソップ「うわぁ…やっぱり人形よりもこっちの方がいいですね！体温がなければもっといいですけど…」
「いや…な…どうゆうこと…？」

イソップ「大丈夫ですよ。バレはしません」
「そうゆうことじゃなくて……！？」
彼女は顔を真っ青にした。と同時に何かに殴られた
振り返ると、謝必安さんがいた。あ、やばい
そう悟った瞬間、僕はもう1発ダメージをくらい、そのまま倒れた

謝必安「納棺師…貴方何したんですか…？
明らかにAさんの様子が変でしたよ。」
イソップ「…いや…別に…」
謝必安「呪術師に呪われたいのでしたら話さなくて大丈夫ですよ」
イソップ「ごめんなさい話します」

僕はAさんと謝必安さんに向かってこう言った
イソップ「…実は今日荘園の主から、僕の人形に顔を描いた人物に五感が伝わる…という変なバグが起こるって言われたんですよ
だから、それを利用し、Aさんの体を触っていました…」
謝必安「気持ちが悪いですね…」

イソップ「でも僕の愛は本物ですよ…？」
そう言って起死回生を使って立ち上がり、Aさんを連れ去った
謝必安「…！待ちなさ…！！ぐっ…」
パトリシア「私の仲間に手を出すな。」
…ふふ、ありがとう純粋なパトリシアさん

僕は人目がつかない場所に着いた。
彼女は嫌々言っている。
イソップ「あぁもう、動かないでください
治療するだけですよ…！」
焦ったように話し、僕はにんまりと笑ってまた、彼女の服に手をかけた。

ごめんなさい…→←●動かぬ人形に(納棺師)

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