僕が輝ける理由 (藤牧京介)

・ ページ2

『えっと、ここかな、



って、




でっか。』


伝えられた住所を地図アプリに打ち込み、なんとか辿り着いた私の目の先には、大きな建物。



『ラポ、ネ、エンターテイメント？』



なんだそれ。まあいいや、


気を引き締めて建物の中へ入る。



『あ、あの、今井と申します。本日、

「今井さん！お待ちしておりました！」

あ、はい。』



警備の方に通してもらい、"５階の会議室1 " と告げられたが、


『広すぎる、、』


田舎者か、というくらいにキョロキョロしてしまう。





？「あの〜、大丈夫ですか？」




茶髪に、ピアス、でかい黒パーカーにジーパン。

シンプルな服装だけどどこかオーラを纏った男の人に

声をかけられた。


『あ、すみません、会議室1ってどこですか？』


？「あ〜、ここ右曲がった突き当たりです」


『ありがとうございます。』




ここで働いている人なのかな？


そして、ようやく着いた会議室1。


『ふぅ、』


(コンコン)

意を決して扉を叩く。



　

『失礼します』






？「今井さんかしら？ごめんね、お出迎えできなくて。
迷わなかった？」


『あ、いえ、なんか、茶髪の男性の方に教えてもらったので、』


？「茶髪、、京介くんかな、」

『きょ、？』

？「ああ、ごめん、こっちの話。私、横井さき。

山ちゃんとは友達で！」




山ちゃん？？ あ、山内先生が。






横「急なんだけど、私、今井さんをスカウトしたいの。」

・→←転機

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す