お待ちかね ページ13
試合終了。
私は、4回を投げて奪三振3、被安打5の1失点。
ちょっと、球が走り過ぎたなぁと反省。
開幕までもう少しだから、それまでに直そう。
シャワーを済ませて着替え、軽めにメイク。
小走りで、関係者出入口へ。
丁度、翔太もやって来た。
18「車取ってくるから、待ってろよ」
ひとまず、翔太は駐車場へ。
樹理と晃大朗はまだ来ていないので、しばらく待つ事に。
すると、岩嵜さんに声を掛けられた。
17「Aちゃん、お疲れ。
もし、この後暇だったら、晃も入れて3人で、ご飯どう?」
『ごめんなさい、今日は先約がありまして…』
17「ありゃ、残念だなぁ笑」
『また、誘って下さいね!』
17「引き留めちゃってごめん、じゃあね!」
『はい、お気を付けて!』
爽やかに帰って行く、岩嵜さん。
後ろ姿も、本当にカッコいい。
岩嵜さんを見送るや否や、今度は巨さんが話し掛けてきた。
16「お疲れ、Aちゃん。
今日時間空いてたら、ジャパと3人でご飯行かない?」
『申し訳ないんですけど、今日は先約があるんです…』
16「そっか、ごめんね。
また今度、時間が合えば行こうね!」
『はい、その時は是非!』
16「じゃあ、またね!」
『お気を付けて〜♪』
岩嵜さんに負けない位、キラキラ笑顔の巨さん。
あんなにイケメンなのに、独身なのが不思議だ。
勿論、彼女の“か”の字も聞かない。
やっぱり、少し謎めいたイケメンは、モテるのか?
そんな事を考えていたら、樹理と晃大朗が来た。
「A、お待たせ」
Ys31「遅くなって、ごめんなぁ」
『大丈夫だよ、私もさっき来た所だから』
程無くして、クラクションが鳴った。
18「お待たせ、乗って乗って!」
『ありがとう!』
「翔太、今日はよろしくな!」
Ys31「今から、凄く楽しみやわ!」
18「よし、じゃあ出発進行!笑」
翔太の運転で、博多に向かう。
何だか、ワクワクしてきた!
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作者名:ゆみぃ | 作成日時:2019年3月24日 22時