やっとこさ ページ11
樹理を探すが、見付からない。
どこにいるのかなぁ?
18「この時間なら、多分ミーティングだろ?」
『そっか、なるほどね』
それだったら、仕方ない。
しばらく経って、私と翔太を呼ぶ声が。
「A〜、翔太〜!」
ベンチの前で、樹理が大きく手を振っている。
翔太と、ダッシュで駆け寄る。
「A、元気になって良かった!
何もしてやれなくて、ほんまにごめんなぁ…」
『私の方こそ、心配掛けちゃってごめんね。
樹理の気持ちだけでも、凄く嬉しかったよ』
18「お二人さ〜ん、公私混同はダメですよ〜笑」
思わずハグしてしまいそうになるが、翔太に止められる。
付き合ってる事を公にはしてないので、グッと我慢した。
「そや、ちょっと紹介したい奴がおってん」
樹理が手招きをすると、少し小柄な選手がやって来た。
Ys31「初めまして、外野手やっとる山崎晃大朗です」
『初めまして、吉川Aです。
隣は、チームメイトの武田翔太君』
18「初めまして、武田翔太です。
今日の飲み会の幹事をやります笑
ってか、ここの4人同級生だし、今から敬語禁止!笑」
『かしこまりました!笑』
「あっ、A今敬語使った!笑」
吉川、アウト〜!笑」
18「大爆笑」
Ys31「その前に、何て呼んだらええ?」
『普通に、Aで良いよ。
翔太も、同じように呼んでるから』
18「じゃあ、俺らも晃大朗って呼んで良い?」
Ys31「ええよ。
Aと翔太、よろしくな!」
『こちらこそ!』
「なぁ、帽子取り換えっこして写真撮らへん?」
Ys31「面白そうやな!」
『折角の機会だし、そうしよう!』
18「良し、じゃあ撮るよ!」
カシャッ!
全員、良い笑顔だ。
18「じゃあ、俺らはミーティングだから、また後で!」
『試合終わったら、関係者出入口に来てね!』
「分かった、また後でな!」
Ys31「行ってらっしゃい♪」
急いで、ミーティングに向かった。
試合、今日は早く終わらせなくちゃ!
凄い同級生(Ys31目線)→←少し、焼きもち(Ys16目線)
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作者名:ゆみぃ | 作成日時:2019年3月24日 22時