食べ物の恨み ページ8
お待ちかねの晩ごはんは、カレー。
巣籠もり卵に、サラダとスープも付いてくる。
デザートは、みんな大好きな苺。
しかも、かなり大きめ。
全員、テンションが上がりっぱなしだ。
『わ〜い、カレーだぁ♪』
18「はしゃぎ過ぎだぞ、ハムスター笑」
出たな、翔太のハムスター攻撃。
「ええやん、美味しそうに食べるAは可愛いで♪」
さすが樹理さん、ナイスフォロー！
Ys42「Aちゃん、ほんまに美味しそうに食べるから、見てるこっちまで幸せになるわ♪」
グッチさん、あなたは神様ですか。
Ys1「苺がでっかい…やったぁ♪」
小さくガッツポーズする哲人さん、可愛い。
たくさん練習したから、お腹ペコペコ。
カレーを多目によそってもらい、席に着いた。
Ys52「Aちゃん、細いのに良く食べるね笑」
『たくさん練習したから、これ位が丁度良いんです笑』
Ys52「凄いなぁ！笑」
ムーチョさんに、驚かれる。
Ys29「スタミナの源は、やっぱり食べる事かもね」
ライアンさんの言葉、説得力があるなぁ。
全部食べ終え、苺を食べようとしたその時。
「も〜らいっ♪」
『あっ、私の苺〜！』
横から手が伸びてきて、樹理に一つ食べられた。
楽しみにしてたのに。
『……』
無言で、樹理を睨み付ける。
「あわわ、ごめんってA！」
慌てふためく樹理。
18「こいつ、食べ物の恨みめちゃくちゃ強いから。
多分、今本気で怒ってるよ」
翔太さん、あなたの仰る通りです。
吉川A、ただ今絶賛大激怒中です。
『私、先に部屋戻ります。
ご馳走さまでした！』
「あっ、ちょっと…A！」
怒りが収まらないまま、食堂を出た。
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作者名：ゆみぃ | 作成日時：2019年2月15日 20時
