合流 ページ48
完治の報告をする為、ドームへ。
到着してすぐ、監督に会う事が出来た。
81「おぉ吉川、体調はどうだ？」
『異常も見付からず、無事に完治しました。
ご迷惑おかけしました…』
81「そんな、謝らなくて良いんだぞ。
よし、じゃあ早速事務所へ報告に行くか」
『はい、お願いします』
監督に付き添われ、事務所へ。
『検査の結果、異常は無く、完治との診断を受けました。
宮崎キャンプに参加出来ず、ご迷惑とご心配をお掛けし、申し訳ありませんでした。
また、療養中に筑後でお世話になった方々にも、本当に感謝しています。
何から何まで、ありがとうございました』
球団の方々に、完治を報告。
同時に、キャンプに参加出来ず、迷惑を掛けてしまった事を謝罪し、筑後でお世話になったスタッフさん達へも、感謝を伝えた。
事務所を出ると、肩の荷が降りたような気分。
『はぁ…ローザンヌの舞台より、緊張しました…』
81「よっぽど、気が張り詰めていたんだな笑」
『そうかも知れないです笑』
81「下でみんな練習してるから、着替えて挨拶に行くぞ」
『はい！』
大急ぎで着替えを済ませ、道具一式を持つ。
久し振りのユニフォームは、何だか新鮮だ。
グラウンドに出ると、野手陣が思い思いに練習している。
意を決して、大声で叫ぶ。
『吉川A、ただ今戻りました！！』
みんなが、一斉に私を見る。
そして、駆け寄ってきた。
0「お帰り〜！！」
1「良かった…みんな、待ってたよ！」
4「また、一緒に頑張ろうな！」
3「熱子ぉ〜！笑」
9「A〜、待っとったぞぉ〜！！」
『うわぁぁぁ〜！』
ギータさんとマッチさんに捕獲され、髪ををグシャグシャとされる。
7「ギータ、マッチさんも、Aちゃんが潰れちゃう笑」
62「折角のムードが台無し笑」
37「相変わらず、モテモテだねぇ笑」
早く投げたい。
髪をとかして一つにまとめ、ブルペンに向かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 32人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆみぃ | 作成日時：2019年2月15日 20時
