自主トレ打ち上げ ページ14
【都合により、時間を飛ばします！】
色々あった自主トレも、今日が最終日。
夕方に練習を終え、全員で居酒屋へ行く事に。
Ys42「俺の奢りやから、遠慮せんでええよ！」
グッチさん、本当に優しい。
Ys10「Aちゃん、何飲む？」
荒木さんが、メニューを取ってくれる。
『あっ…私飲めないので、ジャスミン茶で』
Ys10「意外だね！」
18「ハタチの誕生日に飲んだんですけど、こいつずっと、トイレから出て来ませんでした笑」
『マーライオンになって、翔太に送ってもらったよね笑』
「そうなんや！笑」
『だからもう、死ぬまで飲まないって決めてる笑』
Ys50「ビールかけとか、どうするの？」
『出た事が無いです笑』
18「気が付くと、いなくなってます笑」
Ys36「その素早さ、分けて下さい！笑
あっ、俺未成年なんで、コーラで！」
Ys1「大志がハタチになったら、楽しみやな笑」
Ys30「可愛いやつしか飲まなそう笑」
Ys52「カシスオレンジとか？笑」
Ys29「いや、ジントニック？笑」
一同大爆笑
Ys36「やめて下さいよぉ！笑」
Ys42「ほな、全員分来たから、乾杯するか！
みんなお疲れさん、乾杯！」
全員「カンパ〜イ！」
みんなで、グラスを合わせる。
お酒が進み、テンションが高くなるグッチさん達。
飲んでないのは、私と翔太、そして樹理と大志君。
翔太と大志君は、先輩方と盛り上がっている。
…樹理と、二人っきりになりたいな。
気が付くと、樹理の服の裾を引いていた。
「何や、どうしたん？」
『二人になりたい…』
「ええよ、ちょっと外行こか」
手を引かれ、外に出た。
空には、綺麗な満月。
『福岡で初めて話した時も、こんな感じだったね』
「懐かしいなぁ、あの時も満月やったよな」
『樹理の横顔、かっこ良かった』
「やめろや、ほんま照れるやん！」
「明日には、東京戻らなあかんとか嫌や…」
『私も、福岡に戻りたくない…』
次の瞬間、優しく抱きしめられる。
ほのかに香る、ベルガモット。
「ちょっとだけ、このまま」
『むしろ、ずっとこのままで良い』
「そんな可愛い事、他の男の前で言わんといて…」
『大丈夫、樹理にしか言わないもん』
「ほな、指切りの代わりって事で」
いつもより甘い、優しいキス。
このまま、ずっと一緒にいられたらなぁ…
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作者名：ゆみぃ | 作成日時：2019年2月15日 20時
