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離してやるものか!【d!】 ページ3

※軍パロ

「トントンさん、書類出来ました!」
「おー、ありがとうな!」
「え、Aちゃんもう書類終わったん?」
「モチのロンですよ」
「早いなぁ」
「大先生が遅すぎるだけや。なぁ?」
「まあ兄さんは無能ですし」
「ショッピくん??」
「うん、よく出来とるわ。戻ってええよ、A」
「はい!」
「Aちゃんこの後なんか予定あるん?」
「オスマンさんとお茶会してきます!」
「ええなあ、俺も...」
「お前は書類」
「ヒィ...」


「あ、来た来た〜!」
「オスマンさん!...とひとらんさん?」
「ちょうどそこでマンちゃんと会ってね。俺もお邪魔していいかな」
「勿論です!お茶会は人数多い方が楽しいですもん」
「実はな、Aちゃんがこの前食べたいって言ってたケーキ、買ってきてるんよ」
「ほんとですか!?」
「そう、たんとお食べ!」
「頂きます...美味しい!!めちゃくちゃ美味しいです!!」
「ふふ、やっぱ笑っとるAちゃんが一番可愛いなぁ」
「ね、分かる」
「褒めても何も出ませんからね...ミカンいります?」
「誰から貰ったのそれ」
「エーミールさん」
「あぁ...なるほど」


案外、上手くやっていけるのかもしれない。

私は、本当の姿は、α‬国のスパイだった。
ある日、上から指示を受けてここ__wrwrd国軍に加入した。それが約2年前の話である。
本来、2年で加入した兵士が幹部になる事例は殆ど無い。それこそ、チーノさんとショッピさんくらいだ。
そんな私が何故、たった2年で幹部へと昇格になったのか。単純に、戦闘能力があったからだ。きっと。それ以外にあるはずがない。
ただ、楽しかった。
α‬国での扱いとは比べ物にならないほど、良くしてもらった。
一番大きかったのは、総統__グルッペンといぅ男の存在だ。
身元も、何も分からない私を拾ってくれた、命の恩人である。
もしかしたら、α‬国に戻らなくても済むかもしれない。
このまま、ここで。
そんな甘い考えが、突然崩れた。

少しどんよりした曇りの日、街へと出かけたその日、ある男と出会った。

「A___、いや、お前の名は__だったか」
「...どなたでしょう」
「お前のボスだ」
「私のボスは、グルッペン総統ですが」
「__お前の話は既にwrwrd国軍幹部へと渡してある」
「__なッ、!」
「また戻ってくるんだろうな、A 」

⬇→←勝てない【ぴ.ら.の.】



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作者名:おまめ | 作成日時:2023年9月19日 22時

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