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勝てない【ぴ.ら.の.】 ページ2

んー、と声を出しながら背中を伸ばすAに近づき、声をかける。

「おわった?」
「おかげさまで」
「ココア入れよか?」
「おねがい!」

はいよ、とキッチンに向かうと、背中に視線を感じた。

「...どうしたん?」
「んー?」
「さっきからめっちゃ俺のこと見るやん」
「うそ、バレてた?」
「バレてますぅ」

そっかぁ、と呟く彼女にココアを渡してやり、そのまま隣に腰掛ける。

「ほんまにどうしたん?なんか付いてた?」
「...引かない?」
「...場合による」
「じゃあ言わない」
「分かったって!引かんから」
「...カッコイイな、って、思ってました」

なんやこいつ、めちゃくちゃ可愛いやん。
そのまま感情に任せ、彼女を抱きしめる。

「なに、!?髪の毛崩れるってば!」
「可愛すぎるお前が悪い」
「はぁ」
「どうしよ、可愛すぎる」
「ぴらのさん」
「なに...」
「カッコイイよ」
「ッな!?お前..!ほんまにさぁ...」

んへへ、と笑う彼女に今日も俺は勝てない。

離してやるものか!【d!】→←ハッピーエンドはもう近い【twc】



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作者名:おまめ | 作成日時:2023年9月19日 22時

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