27 DYside ページ27
宿舎へ迎えに行き彼らを収録現場へ送った後
一度事務所へ戻り予定しているツアーなどの日程を
確認して、番組やCMの出演依頼に目を通す。
気付けばあっという間に時間は過ぎていて
新しくCMが決まってるスポンサーとの打ち合わせを
２時間ほどした後、お昼ご飯をご馳走になった。
腕時計を確認し、13時か。
次の予定は16時からツアーに向けたダンスレッスンの
ため、テレビ局へ迎えに行って事務所へ移動。
「まだ時間あるし、行くか」
面白いあの子になんだか会いたくなって
車を走らせているとこの炎天下の中両手いっぱいに
パンパンの袋を下げてふらふら歩いてる
髪をひとつに束ねた見覚えのある後ろ姿。
「まったく、何してんの。」
思わずクラクションを鳴らし、車を停め
急いで運転席を降りてAちゃんの元へ駆け寄る。
「もう、Aちゃん！こんなに暑い中なんで
こんな大荷物持って歩いてるの！！」
この世の終わりかのような顔してる彼女から
すぐさま荷物を奪い取る。
A「あれ？ドユンさんがなんでここに？」
ポカンとする彼女に「とりあえず早く車乗って！」と
声をかけ、荷物を車へのせる。
運転席に乗り込み彼女を待つも一向に乗り込む
気配がなくて、車の横で何やら難しい顔をしている。
もしかして座る座席で悩んでる？
真面目だななんてまた面白くて助手席へ誘った。
乗り込んできた彼女の顔色はあまり良くなくて
そりゃこんな炎天下の中歩いてたんだから。
あいにくこの車中には冷やせるものなんてなくて
「ちょっとまってて」と声をかけて自販機へ。
適当にペットボトルのお茶を買って車に戻り
彼女へ差し出した。
A「今これを買いにいってくれたんですか？」
「顔が火照ってるみたいだから、これで首元とか
冷やして。」
目をぱちくりさせながら本人も気づいてないのか
「イケメンだな」なんて呟いていて本当面白い。
心配して彼女の顔を覗き込めばやっぱり火照っていて
大人しくペットボトルを首元にもっていき
「ふぅ、冷たくてきもちい。」
と呟くと俺の方を見てふわりと笑っていた。
そんな愛嬌のある笑い方に素直に可愛いなと
笑いかけてアクセルを踏み込んだ。
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りる(プロフ) - とても楽しいです 続きが気になって仕方がないです。 (2021年8月2日 11時) (
レス) id: a036f71cec (このIDを非表示/違反報告)
るり(プロフ) - めちゃくちゃ面白いし、続きが気になります。更新頑張ってください。 (2021年8月1日 21時) (レス) id: 6fac0f416c (このIDを非表示/違反報告)
あいら(プロフ) - 初めまして！このお話好きです！更新楽しみにしてます！ (2021年7月29日 23時) (レス) id: c04b0d2322 (このIDを非表示/違反報告)
Jina(プロフ) - 初めまして。凄く面白くて一気に読みました！更新が楽しみです^^ (2021年7月29日 22時) (レス) id: 471479b0c1 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - はじめまして。彩です。わぁ...スッゴクいいお話。続きが気になります。これから応援していきますねo(*⌒―⌒*)oお身体ご自愛の上、頑張ってください！ (2021年7月25日 6時) (レス) id: 7de6ed1446 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おまめだいふく
| 作成日時：2021年7月23日 6時
