楽しい ページ36
それから、真衣と自分の屋敷に戻って暮らすことにした。
師範の所へ行くのは止めて、二人で頑張ろうと約束した。
『私たち、小さい頃から今に至るまで全部似てるよね。』
真衣「そうだね...親が居ても、居ないのと同じだったしね。」
『でも、それは親だけで、私の兄さんは優しかったよ。』
真衣「お兄ちゃん居たの?」
『まぁ、生活するために必死になって働いて、一緒に居る時間は少なかったけどね...』
真衣「...」
『でもさぁ、今は真衣が居るから良いんだ。』
真衣「A...」
『お兄ちゃんも良いけど、双子の姉妹ってのも良いじゃん?』
真衣「じゃあ!これから私たち二人は姉妹だね!!」
『うん!』
真衣・A「『指切りげんまん、嘘ついたら針千本飲ます、指切った。」』
指切りをして、“姉妹”として仲良く暮らそうと誓った。
久々に笑った気がする。
こんなに嬉しくなったのは、いつだろう。
まぁ今は良いや。
正直、家族のいない私たちは似たもの同士だった。
いろんな趣味も、全て話が合った。
『今度の日曜はどこに行こうか?』
真衣「この前に行った甘味処が良い!」
『え!また行くの!?』
真衣「だって、あそこの餡蜜スッゴく美味しいんだもん!!」
週末は二人で遊んだり、出掛けたり買い物をした。
二人とも柱の頃はそんなにお金も使わなかったし、まだ生活にも全然余裕があったため、そこそこ裕福な暮らしだった。
真衣もそんなにお金には興味が無く、お金よりも餡蜜らしい。
真衣「ね〜行こうよ!」
『いーやーだー!!』
真衣「姉さん〜!!お願いしますよぉー!」
『もう姉さん、可愛い双子の妹のためなら行きます!』
真衣「やったぁー!!!!」
産屋敷邸...
お館様「Aと真衣が居なくなって任務も負担が掛かってきたようだね。これでは柱の人数が足りない。」
あまね様「輝哉様、このお方はどうでしょうか?」
お館様「じゃあ、その隊士の資料を読み上げてくれないかな?」
あまね様「分かりました。階級甲、立花 楓様です。他の隊士の間でも、とても腕のある剣士だと...」
お館様「なら大丈夫だね...もうAのように辛い思いをさせてしまう子は、出したくないからね。」
あまね様「そうねですね...」
お館様「義勇と無一郎以外の他の子に叱っても、あまり納得してもらえなかったよ...」
あまね様「...」
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ラムネ - ヨッシー2号さん» 頑張って今日は後編まで出しますw (2020年3月2日 14時) (レス) id: 1a10dbe1cb (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシー2号 - 続きッ!続きをッ!くださいッ! (2020年3月2日 13時) (レス) id: 068bdbacd4 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - らい太郎さん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2020年2月29日 13時) (レス) id: 1a10dbe1cb (このIDを非表示/違反報告)
らい太郎(プロフ) - 真衣ちゃァァん!私真衣ちゃんみたいなキャラ?悪女からいい子に、見たいなキャラが好きで、ほんと!ありがとうございます!←最新頑張ってください! (2020年2月28日 23時) (レス) id: 61d99012e6 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - マドレーヌさん» すみません、悪女の苗字を変更しました! (2020年2月27日 22時) (レス) id: 1a10dbe1cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラムネ | 作成日時:2020年1月5日 23時