着いてくんなよ ページ6
冨岡「だが...」
『良いんです。普段から無愛想で人と余り話さない奴が、「こんな酷い事する奴だ」って思われても仕方ない。』
冨岡「...」
冨岡さんは、困ったような悲しい顔をしてる。
何て声かけたら良いのか分かんない...
でも、
それより気になるのが霞柱の気配だ...
薄々気付いていたけど、油断ができない。
何を考えているのかが分からないから。
時透は一つ歳下と言っても、自分の生まれた日が早いだけでそんなには変わらない。
何で居るんだよ...嫌ってるくせにさ。
少し苛つきながらも、冨岡さんと任務先に向かった。
当然。時透も着いて来ているのだろうか、移動してる時も気配がついて来た。
冨岡「A...」
冨岡さんが自分から、話を掛けてきて珍しい。
『?』
冨岡「お前は...辛くないのか?」
『別に...』
冨岡「...変なこと聞いてすまない。」
『別に、自分は明日死ぬと思って生きてますから。そんなに辛く無くて、むしろ大切にその一日を生きてるんで楽しいです。』
あ...何か意味が分からないこと言っちゃったよ。
哲学的なことをいつも考えるているせいだ...
『あの、今のは忘れて下さいね。』
冨岡「あぁ...」
あとアイツも、『時透も忘れろよ?』
冨岡「ッ!!」
すると時透は、思ったよりすんなり出て来てくれた。
だけど少しこっちを見て、まだ警戒しているようだ。
時透「...いつから気付いてたの?」
?
『いつからって...最初から気付いてたに決まってるじゃん。まさか、気付いてないとでも思ったわけ?』
時透「...」
はぁ、少しの期間で自分は短気になったのだろうか、こんなことで眉間にシワを寄せるようになった。
今ならあの鬼が言ってた言葉が分かる気がする。
普段。いや、真衣や他の柱の声や顔などを認識するだけで自分は怒ってるんだ。
大丈夫だ、いつものように感情を押し殺せ...
父“「A。人間は、行動を約束するのは出来ても、感情を抑えるのは約束できない生き物なんだよ。」”
確かに、今の自分は感情が抑えきれないかも知れない。
『時透ってさぁ、何でここにいるの?』
そうだ...無表情になってでも良いから、怒りを制御しないと。
時透「俺は今日非番...冨岡さんが何かされるんじゃないかって思って、見に来ただけ。」
『あっそ、裏切り者なんか放って置けば良いのに。どうせ冨岡さんとは二手に分かれるんだから。』
時透「ッ...」
『冨岡さんも早く行こう?』
冨岡「...分かった」
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ラムネ - ヨッシー2号さん» 頑張って今日は後編まで出しますw (2020年3月2日 14時) (レス) id: 1a10dbe1cb (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシー2号 - 続きッ!続きをッ!くださいッ! (2020年3月2日 13時) (レス) id: 068bdbacd4 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - らい太郎さん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2020年2月29日 13時) (レス) id: 1a10dbe1cb (このIDを非表示/違反報告)
らい太郎(プロフ) - 真衣ちゃァァん!私真衣ちゃんみたいなキャラ?悪女からいい子に、見たいなキャラが好きで、ほんと!ありがとうございます!←最新頑張ってください! (2020年2月28日 23時) (レス) id: 61d99012e6 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - マドレーヌさん» すみません、悪女の苗字を変更しました! (2020年2月27日 22時) (レス) id: 1a10dbe1cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラムネ | 作成日時:2020年1月5日 23時