三連発 ページ38
『ねぇ、勝手に乗り込むのはヤバくない？』
私はヒソヒソ声でコナンくんに言った。
(後で私の撮った写真で警察が突入するんだからこんなことする必要ないよ、とは言えないよなぁ…)
昴｢私とコナンくんがついてるので大丈夫ですよ。」
(それが逆に怖いんだよ。それがな。)
ハッキリいって私はあまり身体能力は高くない。
逃げ足だけは早いけど。
『言っとくけどコナンくん、
私は空手も柔道も経験ないから。
もしもの事があっても何も出来ないよ？』
コナン「えー、でも日菜お姉ちゃん戦闘能力高そうじゃん。」
『人のことをRPGゲームのキャラクターのように扱わないでくれる？』
沖矢「安心してください。
何かあったら日菜さんのことを全力でお守りしますよ。」
『私守られるのは嫌いなの。
私は誰かを守りたいの。絶対に。』
そう、これは花栗日菜ではなくて
水琴A の本心。
“あの出来事” があってからというもの、この思いは一度たりとも揺らいだ事は無い。
沖矢「……そうですか。
でもレディーに傷をつける者がいたら力ずくで止めるのでご安心を。」
(怖ぇ……)
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
私たちはエレベーターで2階から6階まで順番に登っていった。
6階まで到着した直後のことだ。
『ねぇ、なんか足音聞こえなかった？』
コナン「うん……誰かいるのかも。」
あまりにもいきなりのことで背筋に嫌なものが流れる。
沖矢「二人はここで待機していてください。
私が見てきます。」
そう言って沖矢さんはエレベーターを出ていった。
昼間であるにもかかわらず廊下は非常ランプの赤い光しかないので薄暗い。
『ねぇ、沖矢さん大丈夫かな……』
コナン「大丈夫だよ、きっと。」
コナンくんの目は落ち着いていて冷静だった。
思わずそのコバルトブルーの瞳に呑み込まれそうになる。
……その直後。
ﾊﾞｷｯ ﾊﾞﾀｯ ﾀﾞｰﾝ
“恐怖のサウンド音 三連発” が耳によぎった。
『あ、絶対これ何かあったやつだ。
フラグ見事に立ったわ。
何も無いわけが無い。』
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景璃(プロフ) - いい意味なんですけど！あのこんなにも赤井さんとコナンがムカつく存在になったの初めてです！仕事の邪魔された上にある意味死にかけたのに…主優しすぎる…私ならブチ切れてますもんwwこれからも応援してます。 (2022年3月10日 3時) (
レス) @page47 id: 0eef4a91ab (このIDを非表示/違反報告)
ゆあら(プロフ) - 寝子さん» ありがとうございます！素直にすごく嬉しいです！！これからもよろしくお願いします。 (2021年6月13日 13時) (レス) id: 1ce9c1d09e (このIDを非表示/違反報告)
寝子(プロフ) - 面白いですね！これからの展開が楽しみです！更新がんばってください！！ (2021年6月13日 7時) (レス) id: 031b8fe371 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パセリ信者 | 作成日時：2021年6月11日 22時
