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ハイキック ページ25

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【間もなく4番線に、新宿・高尾方面がまいります。

危ないですから、黄色い点字ブロックまでお下がりください。】








雑踏に紛れて駅の放送が耳に入る。

重い足取りで電車に乗り込む。







(はぁ……人混みきついなぁ。

まぁ、出勤ラッシュよりはまだマシかなぁ


降谷さん怒ってるかな…

だって今までにない大遅刻しちゃったよ。
それに理由は二日酔い……)









ん?









下半身に違和感を感じた。









(あ、これ “痴漢” だ。)








……








(マジかよ。

痴漢に遭遇するのなんていつぶりだろ。
どこぞのジジィだよ。

……いや、そんなことはどうでも良くて…)








案外私の頭の中は冷静だった。

職業柄こんなことでいちいちあたふたしてられない。









(なるほど、あと2分ほどで着くのか。

よし、とりま解決策考えるか。



まずはこの痴漢野郎と同じ方面で下りる。

……まぁ、次はいつも通りでいいか。)








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約2分後。






『おい、くそジジィ ちょっと待てよ。』








周りの雑音に私の声が声高々に響いた。
当たりが一気にしんとなる。








「?!」







痴漢は慌てふためいてる。
私はにやりと笑いかけた。






『お前だって言ってんの、ジィさんよぉ?

私があんたが痴漢してたお嬢さんだよ?


ほら、もっと近くに寄ってこいよ。』







「っ……」








ジジィが逃げ出した。


……無駄なのに、馬鹿だね。









『っざけんなよ!!

クソじじぃぃい!!』









腰に蹴りを入れる。

ちょうど履いてたハイヒールが良い痛みになったらしい。

その後颯爽に腕を拘束する。








『残念だったね……

最近の女の子は強いんだよ?』









「くそっ……」








その後あっけなく係員に補導されたクソ野郎はカッコ悪く連れ去られていった。

周りの視線はジジィより私に向いてるけど…








(あー、ちょっと派手にやりすぎたかなぁ。

確かに見た感じただのOLがいきなりヒールでハイキック決めたら誰でも驚くよね。

……でも目覚めたからいっか。




よし、早く仕事へ行かなきゃ!!)









人混みをかき分けて階段を急いでかけ下りる。




すると、後ろから聞き慣れて声がした。









降谷「A!!」

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景璃(プロフ) - いい意味なんですけど!あのこんなにも赤井さんとコナンがムカつく存在になったの初めてです!仕事の邪魔された上にある意味死にかけたのに…主優しすぎる…私ならブチ切れてますもんwwこれからも応援してます。 (2022年3月10日 3時) (レス) @page47 id: 0eef4a91ab (このIDを非表示/違反報告)
ゆあら(プロフ) - 寝子さん» ありがとうございます!素直にすごく嬉しいです!!これからもよろしくお願いします。 (2021年6月13日 13時) (レス) id: 1ce9c1d09e (このIDを非表示/違反報告)
寝子(プロフ) - 面白いですね!これからの展開が楽しみです!更新がんばってください!! (2021年6月13日 7時) (レス) id: 031b8fe371 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:パセリ信者 | 作成日時:2021年6月11日 22時

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