予想外のトラップ ページ16
(スカートを触って確かめろ？ )
安室さんの意図が分からない。
ただこちらをじっと見つめるその視線が冗談ではないことを伝える。
(全くもって分からない……
だけど一応 “上司” だから言う事聞かないと後々面倒だからなぁ…)
私は指示された通り怪しまれないように自然な流れでスカートを触った。
(ん？)
丸みを帯びた小さな物体が手にあたる。
『っ!!……』
もう少しで声が零れるところだった。
急いで席を立ってお手洗いへ向かう。
(え……これは……)
ドアを閉めたあとすかさず安室さんにLINEを送る。
Aねぇ、どうゆうこと?気づいてたの?
直ぐに返信が来た。
降谷僕の睨んだ通りだろ?
Aいや、意味わかんないだけど?
私のスカートに付いてたもの、『盗聴器』だよね?
降谷ご名答。僕の予想通り。
彼はどうやら盗聴器を仕掛けるのが好きなようだからな。
A後で詳しく聞かせてもらおうじゃない?
安室さんの言う、“彼” とはきっとコナンくんの事だろう。
普段使わない頭をフル回転させて考えてみる。
(個人的には沖矢さんというあの男性が怪しいと思う。
いい歳した男性が初対面の女性にあんなにズカズカ話しかけるなんて明らかにおかしい。
だけどあの状況で盗聴器を仕掛けられるのはコナンくんしかいない。
そう、私のスカートを触った時にね。
コナンくんの意思でやったものかは分からない…
もしかしたら沖矢さんの指示かもしれない。)
全て憶測に過ぎないが、ただ一つ確かなことがある。
(やっぱりあいつら一般人じゃねぇな。
残念だったな私は “公安警察” なんだよ!!
ははっ、残念だったな。コナンくん。
可憐な私を盗聴しようとは100年早いんだよ？)
ﾊﾞｷｯ
そして指で盗聴器を潰した。
(ははっ、ざまぁみろ。
さて、ずっとトイレにこもって訳にもいかないしそろそろ出るか。)
ﾊﾞﾀﾝ
扉を開ける。
『ひっ……』
安室透……いや、違う。
この剣幕は降谷零だ。
間違いない。あのラスボス感は降谷零だ。
私の前で降谷零が仁王立ちして構えてる。
そしてすれ違う際私の耳元でこう呟いた。
安室「まさかとは思うがお前、盗聴器を破壊してないよな？」
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景璃(プロフ) - いい意味なんですけど！あのこんなにも赤井さんとコナンがムカつく存在になったの初めてです！仕事の邪魔された上にある意味死にかけたのに…主優しすぎる…私ならブチ切れてますもんwwこれからも応援してます。 (2022年3月10日 3時) (
レス) @page47 id: 0eef4a91ab (このIDを非表示/違反報告)
ゆあら(プロフ) - 寝子さん» ありがとうございます！素直にすごく嬉しいです！！これからもよろしくお願いします。 (2021年6月13日 13時) (レス) id: 1ce9c1d09e (このIDを非表示/違反報告)
寝子(プロフ) - 面白いですね！これからの展開が楽しみです！更新がんばってください！！ (2021年6月13日 7時) (レス) id: 031b8fe371 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パセリ信者 | 作成日時：2021年6月11日 22時
