私の本性、金髪のアイツにバレた。【安室透】

開店準備 ページ11

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『只今準備整えました。(花栗日菜ボイス)』





ベビーピンクのロングスカート。

少し巻いた髪。ほんのりと色付いた唇。

清楚系女子、花栗日菜の完成だ。





(やっぱ花栗日菜になるのは大変だなぁ…

それはともあれ、どうだ 降谷零 見直したか？)





私はドヤ顔で降谷さんを見た。





降谷「おぉ、さすが二重人格。完璧完璧。

でも時間かかりすぎ。25分待った。」





『え？殴られたいの？

それともツンデレ？素直に褒めれないの？』





降谷「よし、じゃあ行くぞ(ガン無視)」




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現在 6:30

今はポアロで開店準備中。





助手席で爆睡した私はこっぴどく怒られたあとスーパーで大袋3つ分の買い物をした。


ご褒美という訳では無いがレモンティーとコーヒークッキーを買ってもらった。





(それにしても一緒に買い物してた時超目立ってたなぁ……


おむぴセコムに見られてたらどうしよう。
くわばらくわばら……)





降谷「おい、あと少しで開店だから少し手伝ってくれないか？」





『はいはい、相変わらず扱いが雑なこと。』







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−開店−




私は窓側の席に腰をかけてノートパソコンを開いた。





(よし、そろそろ本気で 花栗日菜 モードONにしないとな。)





降谷『なぁ、A』




いきなり降谷さんが私を呼んだ。





『何？ また雑用？』






降谷「どうやら今日は僕の “大切なお客さん” と、
“厄介なお客さん” が一人が来るようだ。｣






『？』





降谷さんの言っていることが分からなかった私は問い返しはせず、スルーした。

それと同時に……







？「安室さんお邪魔します!!」





？「新作ケーキができたって聞いたから開店同時に来ちゃった〜!!」





？「私も彼女たちとばったり会いましたので、来てしまいました。
ご迷惑でなければいいのですが。」






？「安室さんお邪魔しまぁす!!」







黒髪のロングヘアーとヘアバンドをつけた茶髪の美少女二人組。


そしてミルクティーのような髪色の男性と、
特徴的なアホ毛の黒縁メガネをかけた子供が一人。







安室「いらっしゃいませ。
“3名様” でよろしいですね？」







(うわぁ、何かめんどくせぇ

Good bye 私の安泰ライフ!!)








そう思わずにはいれない私です。

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