不登校ちゃんと闇深優等生ちゃん「オリジナル」 (ページ7)

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六月、じめじめする気温の中、みんなのたまっていくイライラがひしひしと肌に伝っていく。

そんなクラスは、居心地がいいわけなくて毎日を何となく過ごして、先輩たちのことを不本意にも怖いと思いながら、クラスに息苦しさを覚えながら、毎日必死に仮面を張り付け動いている。

ほかの人に置いて行かれないように、優等生の座をせめて先生の話を聞く、先生好みのいい子になれるように。

そうして、迎えた校外学習の日、その日の外でのご飯づくりの時に事件が起こることになった。

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「雪ちゃんっ！」

その声で私はふと気づく。

「あっ、山崎さん。」

「うんっ！名前、もう覚えてくれたんだ。片づけ終わったし、一緒に遊びに行こう。」

「うん。なら＿＿」

私は、校外学習に行くことができた。

理由は、瑠璃ちゃんが誘ってくれたから。

瑠璃ちゃんと班活動では離れてしまったけれど、私が入っても優しく迎え入れてくれるような優しい人がいるところに入れてくれて、でも瑠璃ちゃんは私を優しい人がいるところに置いたせいで自分の好きじゃない人たちとも一緒にいる。

それは、すごく申し訳なかった。

だから、瑠璃ちゃんも誘って一緒に行きたかった。

でも、瑠璃ちゃんのほうを見るとまだ忙しそうで、声をかけるのは迷惑だと思ったから先に遊びに行くことにしよっかな。

「なら＿＿＿、なんでもないや。行こっか。」

私はそう言って自分の荷物を持った。

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「え？」

私は、最後の確認をされているとき、確認清掃員の方が言われた一言で固まった。

「だから、一つお皿が足りないんです。ほら、コップが１１個、カレー皿が１１枚、このお皿だけ１０枚でしょう？」

そうやって、一つ一つ見せてきながら説明を受ける

同じ班のみんなと声が重なる。

私は班長じゃないけど枚数とか調理の順序とか確認したのは私だ。

「で、でもっ置忘れなんて確認しても、なかったですし、元からこれだけ一枚少なかったんじゃないですかっ？」

私は、残された余力を使って反論した。

せめて、「そうかもしれません。」この一言さえあれば、どうにかなるって、思ったから。

でも、理不尽はそんな甘くはなくて。

「でも、この班何人ですか？」

「１０人です！」

私の隣にいた班長が声を出す。

「じゃあ、なんで枚数が違った時に言わなかったんですか？だったらこのお皿たちも一枚づつ多いでしょう？」