不登校ちゃんと闇深優等生ちゃん「オリジナル」 (ページ33)

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終わった、たった、12分間が終わったのを暗い会場、人々の拍手、そして私の満足感と息を吸えないような苦しさが、荒い息遣いがそれを教えた。

一度舞台袖に入ると暗くて、どこかさみしく切なく思える。

専用の場所に行き、集合写真を撮った。

私もパートの中や全体集合写真にまぎれて映った。

いったん、三年生と先生だけがとる写真に移ると私と桜で端っこで談笑していた。

その時、もう一人のカメラマンが

「こっちでも取りますよー！」

と小型のカメラを構え、そういった。

２年生の先輩や映りたがりの一年生がどんどん声をかけていく。

「桜、いこ？」

「いいねー」

二人のこんな会話も無駄だったようで、すぐにカメラマンが私たちのもとにも来た。

「二人、ポーズしてー！」

私たちはその言葉に合わせて二人で寄り添いあって各々楽器を構えた。

パシャ

と短いシャッター音がしてカメラマンが

「ありがとー」

といい、ほかの人のほうへ行ってしまった。

元の場所に戻り、楽器を片付け、積み込みを終えてから、自由時間になった。

というのも、中間くらいのステージ時間だったため、結果発表である授賞式まで時間があるのだ。

ここから１０分もしないうちにそこそこ有名な通りがあるらしい。

先生は

「お土産でも買ってきなさい。」

といってホテルからもらったという２０００円分の商品券をくれた。

私は、迷わず桜と咲来と心と回ることにした。

「どこがいいかなー？」

「んー、」

そんなことを言いながら、話して、歩いて店の中に入るもののかわいいものやお揃いにしたいものはたかったし、

あの店がいい！と決めても通りが長く結局戻れず迷ったりで結果私たち四人は、

全員、家族へのお菓子のお土産とバスの中で食べる自分用のお菓子のみのまま残り５分だということを時計が教えようとしていた。

あと、咲来が彼氏のためにお揃いで買っていたキーホルダーぐらいかな。

みんなで、焦って、迷った挙句、

「なんか、飲み物のみたいよね。」

誰かのその一言で、みんな自動販売機のジュースにくぎ付けになってしまった。

結局、お揃いのもの買いたいね。は自販機の炭酸ジュースになってしまった。

みんなで買って通りにある川のほとりに座ってジュースを開ける。