不登校ちゃんと闇深優等生ちゃん「オリジナル」 (ページ4)

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六月らへん、私の体に異常が起こった。

学校を拒否するようになった。

部活のない、学校に行くだけの日には、決まったように熱が出たり、のどが痛くなったりして学校を休む日が増えた。

でも、不登校になっちゃったら、

授業はどうなるの？私の優等生に戻るための旅は終わらなくなってしまう。

そして、雪ちゃんを捨てることになってしまう。

私が学校に行っていないと、雪ちゃんの不登校が悪化してしまう。

雪ちゃんのほうが、私より、何倍も、何倍も、大変なんだから。

私が行って、安心する場所を作ってあげないと。

そう思って、作り笑いの数がさらに増えた。

悲しい、つらい、悔しい、泣きたい

こんな感情ばっか増えってって、笑ってたって、

楽しいってなんだっけ、うれしいってなんだっけ、

私、いまうれしいのかな？

そう考えてしまうようになった。

学校に頑張っていったって、絶対気分が悪くなっていた。

「瑠璃ちゃん、大丈夫？」

今日学校に来ていた雪ちゃんから聞かれた。

「う、うん！もちろん！どうしたの？」

そう聞くと、少し青くなって雪ちゃんが言う。

「…頭痛くなっちゃって、おなかも痛いしっ…っ＿＿＿」

本当につらそうにそういうから、私も体調悪いって、伝えたい、いま直ぐ帰りたい。

そんなことを隠して、笑う、笑う。

「大丈夫？つらいね。保健室行ってきなよ、先生には伝えとくからさ、、」

そういうと、雪ちゃんは安心したように笑った。

「わかった。瑠璃ちゃん、いつもありがとう。」

そう、小さな笑顔で笑って保健室へ向かった。

私は、大人が好きじゃない。

大人はうそつきばっかりだから。

人間不信に、なったのは、小学生から何なら幼稚園生の時から。

私は、小さいころ共感力が高すぎて、心が読めた。

その時、大人は絶対笑いながら、ひどいことを考えてる。

大人は笑いながら、考えてることと反対の嘘をつく。

ってしっちゃったから。

今も、大人は信用できない。し、怖い。

特に、幼稚園のころいじめられたから。

女の人はもっと嫌い。

同級生だって、先輩だって、ほんとは怖い。

保健室の先生だって信用できない。怖い。

だって、幼稚園のころ、先生たち、誰も助けてくれなかったし…

ほめてほしくて覚えた作り笑顔が今もしっかり、顔に張り付いている。