不登校ちゃんと闇深優等生ちゃん「オリジナル」 (ページ30)

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目が覚めると、適度な日光が私の部屋に差し込まれていた。

どういう物かと、時計を確認すると午前5時過ぎだった。

７時から朝食のためどうするか迷った結果、起きることにしてテレビの電源をつける。

すると、朝方らしい外国の方の生活が移されたテレビ番組だった。

それをぼーっと眺めて３０分ほどたつと着替えるため、顔を洗いに洗面台へ行った。

冷たい水と見慣れない鏡で自分がだれかここはどこか忘れそうだった。

すぐに部屋から出られるように適度に散らかっていたテーブルの上や千万代の上を整え、ユニホームに着替えた。

髪型をいつもの編み込みにして、ベッドの上に腰を下ろす。

電話が鳴る。

それを取ると桜からだった。

「桜ー、どしたー？」

「やっほっ今６時だけど起こしちゃった？」

そう言われ、６時に起きると言っていたことを思い出す。

「ううん、全然。結局５時に起きちゃったんだよねぇ、部屋来る？」

「んー、そっかぁ、私も４時半に起きちゃって…咲来たち誘ってから一緒に行くね！」

そう言われ、電話が切られた。

「あっ」

忘れっぽい桜のことだからカードキー忘れないでねと言おうと思ったんだけど・・・

もう一家桜の部屋に電話をかけようと手を伸ばすが

咲来の部屋と電話中かもしれないし…

なにより、一個間違えて先生とつながるのが一番ヤダ！！

そう思って私にできることはないと思っておとなしく部屋で５分ほど待った。

コンコン

木製のドアがノックされる音を聞いて部屋のドアを開けた。

「やっほー！！瑠璃ー！」

そう言って入ってきた心と咲来、桜。

「おはよっ、ほら、入って！」

私はそう言って部屋に三人を入れた。

「よし、三人ともカードキーを持った？」

「うんっ」

ちゃんと桜の返事が返ってきてることを確認した。

「へー、瑠璃もテレビつけたんだ。」

私が消していなかったテレビを見て、心が珍しそうに言った。

「うん、まぁ。」

「カードゲーム持ってきたけどするっ？」

先生たちとの約束の７時まではまだまだ時間がある。

「そーだね！」

咲来がそう言って了承した。

私もテレビを消して「いいよ。」

と答える。