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トイレとバスタブが一つの部屋にまとまっている___

いわゆる、ユニットバスだった。

とりあえず、服を脱ぎ終わった後は、シャワーの水がトイレ側に流れていかないようにカーテンをしめた。

バスタブの中に入ると思ったより深くて、少し高めの位置においてあるシャワーを手に取った。

寒くて、お湯をためてゆっくり入りたかったけれど時間もあるし、あふれさせると思ったからやめた。

シャワーを適温にすると髪を洗って、備え付けのシャンプーで洗った。

今の家で使ってるものとは違ってどこか大人のきれいな香りがした。

同じ要領でリンスもして体も洗う。

しばらくシャワーを浴びて温まり、そのあと近くにおいてあったバスタオルで体をふき、ジャージに着替えた。

私は、一息つくと、どうしても少しホームシックになり、着替えなどを入れていた大きなバッグの中から愛用しているぬいぐるみを取り出した。

もう、咲来たちには伝えてあるから持っていてもとがめられることはないだろう。

モフモフして、においをかぐとうちのにおいがする。

安心し、ベンドの上に置いておくことにした。

最初に咲来が来た。

「瑠璃っー!!」

咲来ちゃんは、悪い子じゃないんだけど思ったより優等生よりの性格ってわけではないことが仲良くなって分かった。

桜に抱きに行こうとすると桜はきれいによけるけど、咲来はもはや私に今のように抱き着いてくる。

あまえじょうずだなぁ。と思う。

「よしよーし、咲来〜」

お風呂上りであろう咲来はあったかかった。

私の心まできれいにしてくれるような気がした。

「瑠璃ー?開けて〜」

桜が来て、部屋に上げる。

「咲来〜!瑠璃っ〜!!」

こちらも勢いに任せて狭い室内の中を突進してくる。

桜の部屋は先生の隣のため、たぶん大きな音を立てずらいのが野生児の桜にとっては物足りないのかもしれない。

「瑠璃ーっきたよっーーー!!」

ノックの何倍も大きな音で心が叫んだ。

私の部屋以外にも響き渡ってると思う。

「シーっだってばー」

三人でそうやって笑いながら心を部屋に入れた。

今から、午後10時までの楽しい時間が始まる。

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作者名:こんわた | 作成日時:2023年8月24日 18時

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