不登校ちゃんと闇深優等生ちゃん「オリジナル」 (ページ3)

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中学校での生活は、苦しかった。

ほかの学校から来た人とは趣味合わないし。

頑張って保とうとしている優等生の位置づけなんて…

頭いい人なら、私のほかにも引くほどいるし。

リーダーシップがある人ならうるさくて頭悪い人でもいっぱいいるし

みんなと、仲良くなんてできないしっ

ずっと、ずっと、友達のいない狭い、苦しいクラスで過ごしていた。

そんななか、失礼だけど、ダメだってわかってるけど

雪ちゃんと一緒にいるのが、雪ちゃんのサポートを一生懸命しているのが、献身的に仲良くしているのが・・

唯一、優等生って自分に言われてる気がして、いい子って思われてる気がして、

救いというか、それにすがるしかないようで、

そして、ここまで頼ってるのに。

でも、私はっ、雪ちゃんの存在が重く、苦しかった。

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瑠璃ちゃんは、優しい子だ。

不登校になっちゃた私のことを心配してくれたし、いつでも気にかけてくれた。

自分のせいとか、みじんも考えてなさそうで、そのやさしさと、不思議とわく、信頼感が私は嬉しかった。

学校に行けなくて、ごめんねって言った時も

いいよって、大変だよねって言ってくれる。

学校行っても体調が悪くなる時があって、その時には

大丈夫？保健室行こうか？っていって、嫌いなはずの保健室にも嫌な顔一つせずついてきてくれる。

私の家族のこと話した時も、転校した理由がお母さんの再婚という話を振っても、何も言わず

最後まで聞いて、「話してくれてありがとう。」なんて、しっかりと共感していってくれる子だ。

だけど、それに頼っていいのかなって。

よく考える。

瑠璃ちゃんにだって、絶対苦しいことがあるはず。

なのに、私にかまってばっかで、何も自分のことはほとんど話してくれない。

それだけが気がかりで、私のもう一つの息苦しさだった。