もし他人だったらこの一線は越えられたのだろうか3

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『ちょっと…買いすぎたかな…』




片手には沢山のお菓子が入ったコンビニ袋




最近お菓子我慢して自炊頑張ってたしこれくらい良いよね





結果、渡す事ができなかったけどまぁ自炊レベルは上がったし？






今日はもうやけ食いするわ





トボトボ家に向かうと自分の部屋のドアの前に誰かが座ってるのが見える





顔が伏せてあり暗いのもあって全然誰だかわからない





何、男？酔っ払いのおっさんか何かがうちの前で寝てるの！？



もう冗談やめてよ…今日は何て日だ…





ゆっくり近づき恐る恐る声をかける





『あの〜…すみませんが…大丈夫…ですか？』






「………っせーよ…」




…ん？なんて言った？うっせーよ？うるせーよ？



はぁ！？うるせぇって何よ！！





『うるせぇって何よ！どいてもらえます！？そこ、私の部屋なんで！』





「おせーよって言ったんだよバーカ」




男が顔上げた瞬間、心が締め付けられた





「どこいってたんだよ今まで…」





『えっと…コンビニ』





「はぁ…心配させやがって…」





『いや、心配も何も何であんたがここにいるのよ』





「貰いに来た」





『何を？』





「さっき渡すものがあるって言ってただろ？
それを貰えに来た」






『…そんなの無い』






「じゃあ右手に持ってるその紙袋は何？」







『それは…』






「てか…寒いんだけど1回中に入らせて」





『ふぇ？！あ、うん、ごめん待って鍵開ける』






薄暗く寒い部屋に電気と暖房をつけた





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