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『祐基くん!』
駅の改札の所に向かって走る
「あぁ!」
『ごめんね急に』
「大丈夫だよ!」
『じゃあ、行こう!何も食べてないでしょ?』
「うん、もうペコペコだよぉ〜」
祐基くんを家に招待し、食べ切れなかった料理を食べてもらう事を考えた
「お邪魔しまーす…っておお!いい匂い!」
『たくさん作り過ぎちゃって…一人では食べ切れない量だから…だからたくさん食べてね!』
「おう!いただきまーす!はむッッ………うまい!美味しいよ!」
『本当!?良かったぁ!』
結構味には自信がある
「でもさ、こんなに量があるんだったら俺一人じゃなくて稜雅も呼べばよかったのに」
『あー…えーっと実は……』
稜雅の幼馴染と一緒に料理した事を話す
『んで、凄くけちょんけちょんにされたの!だからね?見返すためにこう料理を練習してたんだけど…作り過ぎちゃって…』
「そういう事か!でも別に内緒にしなくてもいいのに」
『なんかめっちゃ私頑張ってます感っていうのを出したくなくて…』
「努力家なんだね」
優しく笑ったと思ったら手が伸びてきて頭に触れる
『へっ…』
カチャ
その瞬間玄関のドアが開き目を向けると
そこには稜雅が立っていた
「へ〜そういう事」
「稜雅!?」
頭の上の手が離れる
『ちょ、なんで!?』
「あ…、たまたま近くを通ったから寄ってみたんだけどお邪魔だったみたいだね」
『いやそれは!』
「別に何もないから!!」
「そんじゃ帰るわ」
『は!?』
ガチャン
絶対勘違いされた
なんちゅうタイミングだよ!
「なんか…稜雅、誤解してるよね…」
『うん…』
「でもなんであんなに怒ってたんだろう、
あ〜俺が稜雅の事誘わなかったからかな!?
俺だけ美味しいご飯食べてたからかなぁ!?」
『いや、それは絶対違うと思う…
そもそも祐基くんがあんな事するからだよ!』
「えーー!?いやあれは何ていうかその場のノリとか雰囲気とか空気とかであるじゃん!」
『雰囲気や空気で誰にでも頭ポンってするの!?逆にそんな簡単にされても悲しいんですけど!?!?』
「うぇええ!?!?なんかごめんね!?!?」
あぁもうなんでこうなるかなぁーー!!!!
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わん - すごく好きです!! (2020年5月24日 5時) (レス) id: eaf6187b19 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ(プロフ) - 随分と遅くなりました。この作品を見つけて読んで下さってありがとうございます。 (2020年4月26日 19時) (レス) id: b59d53d214 (このIDを非表示/違反報告)
うみ - 更新待ってます!!! (2018年2月19日 1時) (レス) id: 27aecc6344 (このIDを非表示/違反報告)
manaka - 更新楽しみにしています! (2018年1月5日 11時) (レス) id: 16be5b5c12 (このIDを非表示/違反報告)
こすも(プロフ) - 更新たのしみにしています!! (2017年8月28日 10時) (レス) id: 313d33003e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オレンジ | 作成日時:2017年8月24日 5時