もし他人だったらこの一線は越えられたのだろうか２

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何故こんなに居心地が悪いのだろう




俺の…家だよね？





夕食後は母とAと瀬川の三人でダイニングテーブルを挟んで女子トークをしている





その時稜雅はソファに掛けティアラを撫でながらテレビを観る





なんか俺ハブられてるような感じなんですけど





この状態から十分以上経ってるんですけど





このままどうすればいいかわからず何も言わず自分の部屋にいった






部屋に入った瞬間真っ直ぐベットにダイブ




なんか疲れた…




携帯をいじりゲームをしてから数十分後





ﾄﾝﾄﾝ





「ん〜？」





「稜雅くん…入ってもいい？」




瀬川？どうしたんだろう




「おーぅ」



ｶﾞﾁｬ



「あれ、ずっとゲームしてたの？」




志希はベットに腰をかける




「うん」





「変わらないね昔から」





「まぁね」




「稜雅君って、彼女とか…いるの？」




「うぇ！？何急に！」



驚き過ぎて思わず起き上がる




「だって、久しぶりに会って思ったんだけど凄くかっこよくなったし彼女でも出来たのかな〜って」






やべーいきなりの事で心臓がうるせぇ！






「お、お、俺が？いるわけ無いじゃん〜ははは」




こんなにも分かり易い動揺はない





「そっか、良かった…」




「え？」




「え、あっ……」




「それは……」





「あのね、この際だから言うけど、ずっと…稜雅君の事が好き…でし…た」





…えええええええ！！！！！




「その、好きっていうのは…」





「友達としてじゃないよ、恋とかそういう好きだよ







ずっとずっと前から好きだったの！」






その時ドアの向こう側から微かに音がした







…まさか！






急いでベットから降りドアを開けるが誰も居なかった




「あれ…」






「どうしたの？」







「いや何でもない…」







「あっそう…、だからね、付き合っ…「ごめん！」





「え…」





「んーっと、そう言ってもらって凄く嬉しいんだけど、本当にね！？凄く嬉しいよ！？こんな事無いって思ってるよ！？だけど、三次元に興味無いっていうか…人を好きになれないっていうか…」




あー俺何言ってんだよ




「う、ん…」





「だから、俺瀬川と付き合えない…ごめん」






「そっか…せめて稜雅君の事好きでいてもいい？
…ダメ？」






そんなうるうるした目で見つめられたら…





「いいよ」




こう言うしかないでしょ



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