もし他人だったらこの一線は越えられたのだろうか２

5ｰｰ▽ ページ42

ｰｰ



『ちょっ、…ハッッ…やだ、優しく…』







「やだ？これがお望みなんでしょ？」







激し…過ぎる……






息をするのに精一杯で、苦しいけどどこかに気持ちよさがあって熱くてもうわけわからなくて……







きそう







『あんっあっっン…ｯｯﾊｧｯｯりょっっっ……』








どこかに掴まりたくて稜雅に向かって手を伸ばす






稜雅はゆっくりと上半身をAの身体に近付く







稜雅の首に手をかけた瞬間嬉しくなりつい力が入る








「オイっ！締めん…な………きｯつｯ！」







あぁ………もう…ダメだ…







ベットの上での攻防戦




そろそろ負けそう…






『ふぁっ…………い…くｯｯ！』






一瞬にして頭の中が真っ白になりチカチカする








「うｯｯ！」








その後に、追いかけるように稜雅も果てそのまま私の方に倒れる







お腹の中に熱いものが勢い良く流れるのがわかる






「ﾊｧ…ﾊｧ…」






お互いに息を整え、重なる身体は熱を帯び額から汗が垂れる








『ﾊｧ…あっつ…もう、稜雅…激しすぎるよ…』








「最近シてなかったから…」








きっとその理由だけではないと思うけど








稜雅はゆっくりと起き上がり自分のものを引き抜くと
それと同時に白濁の液が溢れ出した







『ごめんね、ベット……汚れちゃったね』








「大丈夫だよ、洗えば何とかなる」








『バレちゃうかもね』









「1人でやった事にするから」








『ハハッ稜雅がそれで良いならいいけど』








「ぜってー無理だ」









お互いに笑い合っている時間が凄く幸せでもう永遠に続いてほしいって思えた









ー








「あ〜喉乾いた…何か飲む？」



『水』



「りょ」






服を整え、部屋から出る







1分2分したくらいに階段を急いで上がる音がする






ｶﾞﾁｬｯｯ‼





「おい！」





『どうしたの？』






「台所に置いてあったんだけど、これ何」








稜雅の右手には空の茶色い瓶が




ラベルには大きく"精力剤"と







『…バレた？』









「バレた？じゃねぇーよッッ！！
いつもよりおかしかったのってコレのせいか！！」









『いやぁ、まさかあんなに凄くなるとは思わなくて…良かった1本にしといて』








「2本も飲ませようとしてたのかよ！！
ありえねぇ…」







せっかくの幸せな時間が私のせいで台無しになりました





終ｰｰ

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