もし他人だったらこの一線は越えられたのだろうか２

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『そういえばご飯食べた？』







「食べてない」






『おっと、これは私の出番かね？』







「何もしなくていいから」






てか何もしないでくれ






『大丈夫！ちょっと待ってて！』






「あ！ちょっっ…」






缶詰が入ったビニール袋を手に取り部屋から出た







うわーーもう嫌な予感しかしねぇッッッッ！








数分後ーーー






ｶﾞﾁｬ





『お待たせ〜』








お皿がのっているお盆をゆっくりと机の上に置く







「え、早くね！？え、大丈夫！？」









『大丈夫大丈夫〜！』








『じゃあ、まずお粥食べる？』






そう言って渡される






お粥の上に梅干とかつお節がのっている







見た目は…悪くねぇな……






もっと不味そうなお粥だと思っていたが見た目からすると美味しそう






恐る恐る口に入れる





ﾊﾟｸｯ……






「え、普通にうめぇんだけど」






『そりゃそうだよ、これおばさんが作ったお粥だもん』









「Aが作ったやつじゃねぇのかよ」








『私がお粥なんて作れるわけ無いでしょうが』








おい何開き直ってるんだ







「じゃあこれも？」







『ううん、それは私特製のフルーツポンチ〜』







見るからに缶詰からお皿に移しただけに見えるけど…





でもなんか………







「え、なんか茶色くね？」







液が少し薄茶色している







「腐ってんじゃねーの？」









『はぁ！？ちょっと腐ってるわけ無いでしょ！缶詰から移しただけだもん！』







あーやっぱり移しただけか







『あ、でもちょっと味付けしたけど、それかな？』








「え、フルーツポンチって味付けとかあんの？何入れたの！？！？」









『何入れたかは…私の………愛かな


っておい嫌な顔すんな』







「そういうのはちょっと異物混入になるので食べるのやめときまーす」







『せっかく私が作ったいや一生懸命開けたんだから食え！ほら！！』







「やめっ！んんんんッッッ！」









みかんをスプーンですくって無理矢理食べさせられた







「んーーー…ん？美味しい…のかな？なんかお粥食べた後だからよくわからねぇや」







『全部食べなさいよ』








「おいこっちは病人なんだからな！」






ったく例え俺が体調悪くなっても態度は変わんねぇな





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