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海辺から2人男性と女性社員が走ってきた
「Aさんも一緒に遊びませんか?」
後輩である紗枝ちゃんが話しかけてきた
『いいよ〜、めんどくさいし〜』
「せっかく海に来たのに水に入らないなんて勿体無い!」
そう言って私の腕を掴んでくる同僚の山田
『は!?ちょっ…と!』
そのまま勢いで連れてかれ水を上半身にかけられる
『冷たッッ!』
「気持ちいいでしょ?」
Tシャツが濡れて肌にビッシリとくっついて気持ち悪い
『調子に乗るな!』
そこから水の掛け合いが始まった
こんなにはしゃいだのは久しぶりくらいだろう
しかしもう年のせいなのか5分くらいで疲れ始めまたパラソルに戻ってきた
「はしゃいでたね」
『遊びすぎてしまいました〜でももう疲れちゃって…笑』
座りながらTシャツを脱いでビキニ姿になる
「水着、いいじゃん」
ん?
だぁぁ!!濡れたTシャツがあまりにも気持ち悪くて無意識に脱いでたぁぁあ!!
『いやぁあ!ちょっとこっち見ないで下さい!間違えました!!』
急いでTシャツを着る
が、全面に濡れているので上手く着れずアタフタする
あぁ、先輩の前でこんな恥晒してもう嫌だ!!
「いいよ、そのままで」
真っ直ぐに見つめられる
『……あ!えっと、のどが渇いたので飲み物買ってきます!先輩は何か飲みますか!?』
「え!?え、俺は…、いいや!」
『はい!じゃ、行ってきます!』
急いで立ち上がり濡れたTシャツをもって急いでその場から離れた
なんか見つめられると緊張しちゃう…
離れたのはいいもののお金を持って来るのを忘れた
あぁ、私はバカか
とりあえず今戻るのも気まずいので1人でプラプラあるき始めた
自動販売機ってどこだろう…
どんどん奥のところに行ってみると沢山の人だかりが出来ている
近付き覗いてみたら何かの撮影をしているみたいだ
Tシャツ短パン姿の青年達がいる…と思った瞬間見た事ある顔
えええ!稜雅じゃん!!
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作者名:オレンジ | 作成日時:2016年2月3日 10時