検索窓
今日:8 hit、昨日:7 hit、合計:204,153 hit

ページ29

ーー




「それじゃあ………」






『ちょっと待ったァァアッッ!!』





「えええ!?」





『ソレはないでしょ!!』




稜雅のコートの裾を力強く掴んだ






コイツ!
何も無かった事にしようとしてるな!?





「え、ダメぇぇ!?」





『ダメだから!!事を無かったことにしようとしてるけどダメだから!!あったからね!?私されたからね!?忘れないよ!?』






稜雅は鞄を置きすぐに正座して顔の前で手を合わせ目を瞑る






「本当にさっきはごめんて!!」





『まじ通報するよ?』





「それだけは勘弁してください」





『じゃあ言って』




「何を?」




合わせた手の横から眉毛を八の字にして目を見てくる




『なんであんなことしたの』





「いや…だから………酔ってたから……」






『いつも自分からお酒なんて飲もうとしないじゃない』





自分から飲むなんてしないからきっと事情があるはず








「それは…」






『何かあったんじゃないの?仕事の事で嫌なことあった?』






「仕事は関係ない」





『じゃあなに?人間関係?』






「もういいだろAには関係ないから」



はぁぁあ!?関係ない!?!?私被害者なんですけど!!!巻き込まれたんですけど!?!?






『いや関係なくはないでしょ!私被害者なんですが!!』





「…俺も…被害者だよ……」





ーー

▽→←▽



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (47 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
367人がお気に入り
設定タグ:超特急 , リョウガ , 船津稜雅
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:オレンジ | 作成日時:2016年2月3日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。