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ページ28

ーーー



まだ身体が熱い……




あんな稜雅初めてみた




少し怖かった





口から零れ落ちてシミになった絨毯





飲みかけの缶ビール



見ただけで思い出す








早く忘れよう……









稜雅が頭を冷やすっていって出てってからもう30分も経つ





鞄は部屋の奥の隅に置いたまま





きっと帰りづらいんだろう





だったらさっき出るとき鞄持って出ていけばよかったのに…








帰ってきたらどう接すればいいかわからない…







普通にさっきは無かったことにして今まで通りに話しかける?





冗談っぽくさっきの事を問いただす?





もうわからないよぉっ!!!





ガチャ……





頭の中でぐるぐるしてる時ゆっくりとドアが開いた






『あっ……』






「た、ただいま…」






『おか…えり?』






「………」







『…………』






稜雅は無言で私の目の前を通って鞄を持ち

何も無かったかのようにドアに向かう



ーー

▽→←▼ーーー3



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作者名:オレンジ | 作成日時:2016年2月3日 10時

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