検索窓
今日:7 hit、昨日:6 hit、合計:204,241 hit

ページ23

ーー




「ねぇ、ビール飲ませて」



食後テレビを見ながらゆっくりしてたら急に言い始めた



『君、ビールはお酒だよ?』



「知ってるわそんなん」



『お酒飲めないでしょ?』



「いや、飲めるから」



なんなの急に…強がって…





冷蔵庫からキンキンに冷えた缶ビールを渡す




『無理しないでね』



プシュッ





ゴクゴク……




「うぇえええ…まずっ……」





『ほら子供にはまだ早いの』




この言葉がいけなかった







「俺はAにとってまだ子供にみえる?」






『う…ん、まだ子供かなぁ〜ビールのうまさでさえわからないんだもん』






少しばかり挑発してみた





それから稜雅は無言でビールを苦い顔しながら飲み続けた







そんな渋い顔なんて大げさ…








『ねぇ、本当に無理しないでよ、稜雅は弱いんだから』






「大丈夫…だっ…て」






あーもう…顔も耳も真っ赤じゃん








『もういいでしょ、残りは私が飲むから』





「じゃあ…」







ゆっくりとその濡れた目をAに向ける






『ん?』








「じゃあ飲ませてあげる」






 


そう言って稜雅はビールを口に含んでAを見つめながらゆっくり近づく






え?




『ちょっ……、まっ……』








抵抗する前にAに顎を軽く持ちキスをした





『んっ………く…』





唇からビールが流れ落ち、首に伝わるのがわかった






口の中にビールはもうないのにずっと唇が重なり口の中で舌と舌が絡み合う




『っっ…………はっ…………りょっ……』




「ん………」




だんだん力が抜ける



苦しい………息が………




そしてゆっくりと唇が離れた




『っっっはぁ、はぁっ………苦しいよ………』




「はぁ………………はぁ……ま…だ………」




そう言ってまた稜雅は口にビールを含みAの口へ注ぐようにキスをした




Aの口から流れ落ちる液体は稜雅の手につたる




もうお酒のせいなのかわからないけど頭がクラクラしてきた



『んっく………ん………っっ』




「ん……はぁっ………………」





いつのまにか稜雅の身体と密着して身体中が熱くなる…




ーーー

▼→←▼



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (47 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
366人がお気に入り
設定タグ:超特急 , リョウガ , 船津稜雅
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:オレンジ | 作成日時:2016年2月3日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。