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といっても正面に向き合うのは恥ずかしいので
Aを背に向ける形で寝る体制になった
『え？』
「え？」
『いや、何でこうなの』
ですよね、俺もこの形には疑問を持つ
いや誰だって疑問を持つ
けど無理だから！！！
距離的に近いから！！！
「いや、逆にこれじゃ駄目なの？」
『普通お互い向き合って優しく抱きついて“大丈夫だよ俺がいるから怖くないよ”ってイケボで言ってくれるんじゃないの？こういう時って』
それは知らんがな
「2次元ではそうだけど3次元ではこうなんだよ」
てかさっきまでの怖がりどこいったんだよ
『こっち向きなさいよ』
「それはちょっと…」
『なんでよ』
「布団に入ったじゃん、向きはもうさ…」
その時 腰と背中に一気に温もりを感じた
『もうこれで我慢します〜』
そう言ってAは稜雅の腰に手を回して自分の身体に寄せるように稜雅の背中にくっつけた
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作者名：オレンジ | 作成日時：2016年2月3日 10時
