病弱少女は八乙女楽の想い人で、逢坂壮五の妹です！！２ (ページ3)

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ライブチケットと遊びページ3

『もしもし、ツム？どうしたの、電話なんて』
〈あ、大したことじゃないんだけど。ライブチケット、買わない？〉
『アイドリッシュセブンの？』
最近、会社でも彼らの話題が出るようになってきた。人気は上がってきてる。となると、『んー。普通のファンの人と同じように買うよ。買えたら連絡するね』
難しいかな。ナギさんに遊びに行くふりしてアニメグッズの意見を聞きにいったら、「グッズのオンライン限定販売、ポチるタイミング、とてもダイジでーす！！」と力説されたから。あれ踏まえて、お店に来たら通信速度ちょっと早めにするサービス出したんだけど、売り上げ上がるかな？
とりあえず、速くする練習しよう。
こんな風にいちいち大げさなのは、たぶん、兄さんゆずり。
さて、取れるかな？

ライブチケット販売日ー
『仕事終わった、会議すませた、スケジュール調整も大丈夫』
ちょっとだけ遅れたんだけど、大丈夫かな？
サイトをクリックするとー
《大変申し訳ありませんが、アイドリッシュセブンのライブチケットは完売しました。
またのご来場をお待ちしています。
小鳥遊事務所》
『これは・・・おめでとうと言うべき、なんだよね？』
でも取れなくて悔しいのも事実。仕事は終わってるし、今からはプライベートなので。
少しからかってみましょう。

壮五side
みんなでライブチケットの完売に喜んでいると、電話が鳴った。
「あ、私出ますね。はい、もしもし小鳥遊事務所です！え！？・・・分かりました！壮五さん、お電話です！」
「へぇ、お前さんのファンか、ソウ？」
「おぉー！！すげーじゃん！マネージャー、俺らも聞けるように頼む！」
「いえいえ、たぶん違うと思います。僕あんまり目立ってないし」
「壮五さん、自信持ってくださいよ！」
「陸くん、ありがとう」本当に、一緒にいるだけで元気になれるや。
「はい、もしもし。逢坂壮五です〈この、薄情者！！〉頭が、真っ白になった。
「ソウ、お前さん、何やらかし「違いますよ大和さん！A、みんな聞いてるんだよ？」
「え！？Aねぇ？！声変わりしたの？すごい低いけど！」
「バカですか！？Aさん。逢坂さんで遊ばないでください」
〈はーい。みんな聞いてたとはね。という訳でツムと兄さんごめんなさい。チケット無理だった！五分！遅れただけで！〉
「惜しい！あと1秒速ければ！
あ、どうも。事務員の万理です」
〈初めまして。陸、いい？〉
「なぁに？」
陸くんが無邪気に尋ねた。