×伍拾漆× ページ7
朱月:まぁよい。後日おんしの店に参るとするかの。
翠:あ、ありがとうございます!
朱月:三日後、わっちには私用がある。その日を除けば何時でも良い。どうじゃ?
翠:あ、あたしは何時でも!朱月さまのお好きな時間に!
朱月:ならば、決まりじゃの。
朱月はゆらりと立ち上がる。
翠は何事かと見守るが、ただ朱月は碧を呼び、代金を払い、店を出ただけであった。
翠は少し時間が経ってから、ようやく朱月が店を出たのだと気が付いた。
翠:あ、あたし、店教えてない。
この時には既に遅く、朱月はゆらりゆらりと遠くに歩いていった。
碧:翠さん、私、朱月さまに伝えておきましょうか?
翠:助かる。でもよ、碧と朱月さまって仲良いよな。
碧:まぁ、色々とありまして。
言葉を濁し、碧は店の奥に引っ込むのだが…
碧:朱月さまぁぁーーー!!!
翠:ど、どうした?!
碧:お代多いですよーーー!!!!
朱月の向かった方角へ、精一杯碧は叫ぶ。
翠:ど、どれくらいだ??
碧:丁度、翠さんの頼んだ三色団子分……
あら?
翠:へえぇ…ぇぇぇええ??!!
碧は、朱月がとてつもなく羽振りが良いことを思い出し、翠は自分の分まで払って貰ったことに気付いて叫ぶ。
碧:もうっ。お陰で朱月さまと一緒に団子を食べたがる人が増えちゃって。特に男性が。
翠:ありゃ。そりゃぁ…朱月さま、別嬪だもんなぁ……
二人の会話を知らずして、朱月はどこかをゆらりと歩いていた。
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ちびねこ - 蓮さん» ありがとうございます!なかなか沖田さんとキャッキャウフフが出せなくてすいません!更新頑張りますね! (2014年8月25日 1時) (レス) id: a0f37bd9af (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - 面白かったです、更新するのを楽しみにしていますね! (2014年8月23日 21時) (レス) id: 0314cd72e9 (このIDを非表示/違反報告)
ちびねこ - 霧風 晴介さん» ありがとうございます(´ω`*人)そこまでストレートに言われると照れちゃいます(≧艸≦)キャッ (2014年8月14日 1時) (レス) id: a0f37bd9af (このIDを非表示/違反報告)
霧風 晴介(プロフ) - 更新頑張ってください!私はこの作品好きです(=゚ω゚)ノ (2014年7月17日 20時) (レス) id: ce6b1caa6d (このIDを非表示/違反報告)
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