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萩原さんの信頼できる言葉と蘭ちゃんや周りの人の不安そうな目。
あぁ!もう!わかったよ!やってやる!爆弾がなんぼのもんじゃい!
覚悟を決めて電話しながらじゃあやりにくいから萩原さん達がいる非常口のドアの前まで爆弾を運んだ。蘭ちゃんには危ないから離れてもらっている。
『松田さん、萩原さん?聞こえる〜?』
松・萩「あぁ/ばっちり!」
松「いいか、指示が出たらゆっくりやれ。焦るな。」
『焦りは最大のトラップ。…でしょ?』
萩「あらら、陣平ちゃん台詞とられたね(笑)。」
松「うるせぇ。よし、いくぞ。最初は…」
松田さんと萩原さんの指示でどんどんコードを切っていく。
緊張で額から汗が流れる。そりゃそうだ。
いくらWエースの指示だからって緊張しないわけがない。
松「最後は黒いコードを切れば爆弾は止まるはずだ。」
『黒いコードね。
チョキン
…ねぇ、タイマー…止まらないよ?』
指示通り黒いコードを切ったがタイマーは止まらず、それどころかあと2本のコードが残っている。
そう伝えるとドアの向こうで3人の焦る声が聞こえた。
設計図にはそんなの載ってないそうだ。
すると、コナン君が残っている2本のコードの意味に気づいたみたいだ。
『ねぇ…3人は赤と青、どっちの色が好き?』
急な私の質問に今まで話し合っていた扉の向こうが静かになる。
萩「Aちゃん?いきなりどうしたの?」
『いや、考えてもわからないから勘に頼ろうかな?って…』
私の勘は当たる確率の方が高い。
このまま考えてもあと少しで爆発するし、多数決で決めちゃおうかな?って…
『あ、どっちの色がいいか答えたら3人はすぐに逃げて下さいね』
危ないからね!
そう言うと今まで黙っていた3人がそれぞれ口を開いた。
松「お前…たまにバカなこと考えるよな…」
コ「何でその発想になったのAねぇちゃん?」
萩「誰に似たの?そのアグレッシブな発想?」
え?なんかひどくない?ねぇ、泣くよ?いいのか?
松「お前を残して俺達だけ助かるわけねぇだろ」
萩「そうそう!俺達一応警察官だしね!Aちゃんも守る市民の1人なんだよ?」
コ「僕も残るよ!これは僕のせいでもあるしね!」
…この人達、心底バカだと思う。
私が言えたことじゃないけど。
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新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - アリーナ2さん» 夢主が巻き込まれてしまった!!蘭ちゃん見たいに記憶が……どんなふうになるのか気になるけど頑張ってください (2019年5月13日 8時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
アリーナ2(プロフ) - 新玲乃音元iqqvyuuさん» めっさ嬉しいです!ありがとうございます!瞳の中の暗殺者頑張ります! (2019年5月9日 22時) (レス) id: 88cc1f7299 (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - アリーナ2さん» 番外編面白かったです!! 夢主がまさかの猫の耳や尻尾が凄く可愛いです!リクエストもいい?自分も瞳の中の暗殺者を読んで見たいです! (2019年5月9日 21時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
アリーナ2(プロフ) - シンアさん» 長らく返信せず申し訳ないです(>_<)コメントありがとうございます&リクエストありがとうございます!書かせていただきます!頑張ります! (2019年5月9日 12時) (レス) id: 88cc1f7299 (このIDを非表示/違反報告)
シンア - リクエストいいですか?瞳の中の暗殺者書いて欲しいです。お願いします…。 (2019年4月22日 21時) (レス) id: f6e4c29514 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アリーナ | 作成日時:2019年3月19日 14時