【名探偵コナン】なぜか寿命が見える私 ２

変質者 ページ3

無事に学校も終わって、今日は久しぶりにポアロにでも行こうかな〜と思っていた時。





「ﾊｧ、ﾊｧ…。ねぇ、お嬢ちゃん」




なんて声をかけてきた目の前の男。
すぐにわかった。ヤバいやつや〜ん！




すぐに回れ右をして、ダッシュ。
なぜって？男の格好が見た感じコート１枚だったから。
うん、逃げるよね、普通。条件反射。




少し走って、もう大丈夫かと思って後ろを見ると…え！追いかけてきてる！なんで〜！




コート１枚の男と鬼ごっこ。
いやすぎる。そう思ってまた全力で走った。




今だに後ろから声が聞こえるので、後ろを振り返ると





ﾄﾞﾝｯ





『あ、ゴメンなさい。今急いでいて…』




？「…君とはよくぶつかるな」




え？あ！


『今朝のお兄さん…』





「追い付いたよ〜お嬢ちゃん…そんなに逃げなくてもいいのに〜」





そうこうしてる間に追い付かれてしまった。




『あ、お兄さん！また今度謝罪しますから、今日はこれで！』




？「あぁ〜なるほど。後ろに下がってて。大丈夫、すぐに済むから」





『え？あ、ちょっと！』





そう言ったお兄さんは、ホントに早かった。
何をしたのかわからなかったけど、コートの男は一瞬で伸びてるしまった。スゴい！




この後、お兄さんが警察に電話してくれたみたいで直ぐに警察が駆けつけてくれた。






『お兄さん、本当にありがとうございます！』






？「どういたしまして。それにしても"また"追いかけられてたんだね。」





『え？またって…お兄さんとどこかで会ったことありましたか？』






こんなにイケメンなら忘れないような気がするけど…
でもなんだろう？スゴく最近、見た気がする…？





？「あぁ、それも含めて話したい事があるんだけど…。今から時間ある？」





『え、あ、はい。大丈夫です！』




勢いよく答える私にｸｽｸｽ笑いながら、じゃあ、こっちと言ってお兄さんが歩き出す。




これ、ついて行って大丈夫だよね？
なんて思いながらお兄さんの後を追った。

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