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『あの、何かあったのなら溜め込まないで話した方が楽になりますよ?例えば、第三者に話すとか…ね?』
「…そうね、実はね、ーーー。」
この後、お姉さんは全部を話してくれた。
とある組織のこと。妹さんのこと。彼氏さんだった人のこと。そして、10億円強奪事件のことも…
『そうですか…今更ですけどそんな大事なこと聞いてよかったんですか?』
私の発言に一瞬きょとんとしたけど、今更ね。とクスクス笑っていた。
よかった。お姉さんは笑ってる方が似合ってる。
「なんか全部言ったらスッキリした!ねぇ、聞いてもらったついでに、もう1つお願いがあるんだけど…」
『はい、これも何かの縁です。私に出来ることならおまかせください。』
私、出雲Aと言います。そう言うとまたクスクス笑って、
「ありがとう。じゃあAちゃん、ーーー」
『…わかりました。行きましょう』
お姉さんと二人で向かった先、そこは…警察だった。
「着いてきてくれて本当にありがとう。じゃあ
ね!」
そう言ってあっさりと歩き出すお姉さん。
『…待って!』
こっちを振り返らず立ち止まるお姉さんにむかって聞こえるようにはっきりと言った。
ここで引き留めないといけない気がした。
『私、お姉さんが帰ってこれるのずっと祈ってるから!だから…元気でね!』
しばらく立ち止まったままのお姉さんはようやくこっちを振り向いて
「ありがとう!またね!」
そう言ったお姉さんの目から一滴のキレイな涙がこぼれた。
これが目の前のお姉さん、明美さんとの出会いだった。
残念ながら、お姉さんが自首してから連絡先も交換してなかったので連絡のとりようがなく、あれからお姉さんがどうなったのか知らない。
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作者です。
この明美ちゃんの話は勝手に作りました!
不快や違和感があるかと思いますが
暖かい目で見てください!
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アリーナ(プロフ) - にわなずなさん» わざわざありがとうございます!訂正しておきました! (2019年3月20日 1時) (レス) id: 1d5501ff1d (このIDを非表示/違反報告)
にわなずな(プロフ) - 31ページ目 主人公の名前変換されてないです (2019年3月20日 0時) (レス) id: d640b39bc8 (このIDを非表示/違反報告)
アリーナ(プロフ) - レモンさん» あら、ホントだ!ありがとうございます!訂正しておきます! (2019年3月19日 15時) (レス) id: 1d5501ff1d (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - 沖矢さんの車が発信したとありますが、発進ではありませんか? (2019年3月19日 14時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
アリーナ(プロフ) - iqqvyuuさん» 伊達さんの話はこれしか対処が出来ないですよね(^^;次はどうしようかまだ悩み中です(^^; (2019年3月19日 13時) (レス) id: 1d5501ff1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アリーナ | 作成日時:2019年3月7日 10時